F1第22戦アブダビGP決勝レースに挑んだハースF1チームは、ラストレースのミック・シューマッハが16位、ケビン・マグヌッセンが17位となり、アルファタウリを2点差で破ってコンストラクターズ選手権8位を獲得。分配金を上乗せした。

ミディアムを履いて12番手からスタートしたシューマッハは39周目、2本目のロングストレートの終端、ターン9でラティフィの左リアに接触。両者はスピンを喫し、シューマッハは5秒ペナルティを受け16位でレースを終えた。

マグヌッセンはハードタイヤで16番手からスタートしたが、ミディアム勢に遅れを取って17位でシーズンを締め括った。

チーム代表を務めるギュンター・シュタイナーは「一年を通して浮き沈みの激しいジェットコースターのようなシーズンだったが、最終的にはチャンピオンシップで前進する事ができた。来年の目標は次の一歩を踏み出すことだ。今日のレースは望んでいた形とはならなかったが、8位を手にした事で全て帳消しになった」と振り返った。

11月22日より行われるポストシーズンテストでは、シューマッハに代わって来季F1復帰を果たすニコ・ヒュルケンベルグとリザーブドライバーのピエトロ・フィッティパルディがVF-22をドライブする。

ハース：F1アブダビGP決勝を終えて

ミック・シューマッハ決勝: 16位 / グリッド: 12番手

今日はペースが良くなかった。昨日は1ラップペースが良かったけど、それでもレースでポジションを守るのは難しいと覚悟していた。

もう少し上のポジションでフィニッシュできればと思っていたけど、最終的に僕らは焦点だったコンストラクターズ選手権8位を守り抜いた。

（8位を守り抜いた事で来シーズンは）予算が大きく増えるからチームの事を思うと嬉しいし、来年の役に立つはずだ。

ケビン・マグヌッセン決勝: 17位 / グリッド: 16番手

8位をキープすることが何よりも重要だった。今日はあまり大したチャンスもなかったけど、少なくともコンストラクター8位を手にする事ができた。

これによってこれからの冬を通して発展していけるし、過去2シーズンから決別して前に進んでいくための良い一歩が踏める。

ここから更に積み上げていけるはずだし来年が楽しみだ。

11月20日(日)に行われた2022年F1第22戦アブダビGPでは、マックス・フェルスタッペン（レッドブル）がポール・トゥ・ウインで自身2度目のタイトルシーズンを締め括った。

全22戦のシーズンはこれで全日程が終了した。F1サーカスは冬のオフシーズンを迎える前に、11月22～23日にヤス・マリーナ・サーキットでのポストシーズンテストに臨む。

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