ヤス・マリーナ・サーキットのパドックを歩くトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーとダニール・クビアト、2019年F1アブダビGP最終プラクティスにて
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トロロッソ・ホンダ、グリップ無くQ2敗退も「タイヤを選べるし悪くない」とガスリー / F1アブダビGP《予選》

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F1第21戦アブダビGP公式予選に挑んだトロロッソ・ホンダ勢は、ピエール・ガスリーが12番手、ダニール・クビアトが14番手に留まり、2台揃ってQ2敗退を喫した。

ヤス・マリーナでのSTR14は、初日2回目のフリー走行で2台をトップ10圏内に引き上げたものの、予選では突如としてグリップ不足に陥った。Q3を巡る争いは熾烈を極め、脱落組の11番手から14番手にはレーシングポイントとトロロッソが入れ違いに並び、僅か1000分の86秒の間に4台がひしめいた。

コンストラクター5位をもぎ取るためには、決勝レースでルノーを完全に抑えた上で、ベスト・オブ・ザ・レストを確実に手中に収める事が最低限必要となるが、黄色いマシン2台は揃ってQ3へと駒を進めており、現時点では一歩遅れを取っている格好だ。

だが予選を終えたガスリーは「タイヤ選択の自由があるし悪くない位置からレースをスタートできる」と前向きな言葉を発した。予選2番手のバルテリ・ボッタスがエンジン交換ペナルティを受けるため、ガスリーは11番グリッド、クビアトは13番グリッドからレースをスタートする事になる。

なお、予選Q1でのダニール・クビアトのアンセーフ・リリースの一件についてレーススチュワードは、トロロッソに罰金を科す裁定を下している

トロロッソ・ホンダ:F1アブダビGP予選

ピエール・ガスリー予選: 12位, FP3: 10位

これまでのセッションとは異なり、予選は少し厄介だった。クルマがスライドしまくってしまい、今朝のセッションほど競争力がなかった。今夜、その原因を分析してみるつもりだけど、明日の決勝はタイヤ選択の自由がある11番グリッドだし、全体としては決して悪くはない。

ソフトコンパウンドの方がデグラデーションが大きいし、昨日のロングランは好調だったから、レースで有利に立てる事を願ってる。

ダニール・クビアト予選: 14位, FP3: 12位

今日はクルマの調子が悪く、予選ではアチコチで滑ってしまった。タイヤのグリップがあまり良くなく、クルマが全然キマっていなかった。唯一まともに走れたのはQ2の最初のラップだけだった。他は何だか嫌なフィーリングだった。

明日に向けて状況が改善する事を願ってる。レースは予選とは違って、戦略に頼れる部分があるから、すべてが上手くまとまってくれれば、ポジションを上げられるはずだ。


ポールポジションはメルセデスAMGのルイス・ハミルトン。2番手のバルテリ・ボッタスがPU交換ペナルティを受けるため、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがハミルトンと並んでフロントロウからレースをスタートする。

2019年F1第21戦アブダビグランプリ決勝レースは、12月1日(日)の日本時間22時10分から行われ、1周5554mのヤス・マリーナ・サーキットを55周する事で勝敗を決する。

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