レッドブル「RB20」をドライブするマックス・フェルスタッペン、2024年2月21日F1プレシーズンテスト初日バーレーン・インターナショナル・サーキット
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2024年F1プレシーズンテスト《初日》総合結果:群を抜くフェルスタッペン、角田裕毅のRBは順調発進

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2024年のF1プレシーズンテスト初日のセッションが2月21日(火)にバーレーン・インターナショナル・サーキットで計8時間に渡って行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が全セクターを最速で繋ぐ1分31秒334の総合トップタイムを記録した。

王者レッドブルはテスト初日の作業を丸々、ディフェンディング・チャンピオンに託した。フェルスタッペンは分割ダクトを備えた「RB20」のステアリングを握って単独143周を走破。午前の段階で昨年のテスト初日最速タイムをただ一人、上回るタイムを刻むと、最終的には後続に1.140秒もの差をつけ、ドライバーズ選手権4連覇に向けて順調なスタートを切った。

マックス・フェルスタッペンがドライブするレッドブル「RB20」の上面写真、2024年2月21日F1プレシーズンテスト初日バーレーン・インターナショナル・サーキットCourtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

マックス・フェルスタッペンがドライブするレッドブル「RB20」の上面写真、2024年2月21日F1プレシーズンテスト初日バーレーン・インターナショナル・サーキット

フェルスタッペンは頭一つ飛び抜けたが、以下トップ4までは週末のグランプリ予選並みに接近した。

マクラーレンは朝の出だしで少し遅れたが、それでも午前にMCL38での作業を担当したオスカー・ピアストリは50周以上を走り込み、午後にステアリングを引き継いだランド・ノリスは2番手を記録した。

午前にフェラーリSF-24をドライブしたシャルル・ルクレールは何度かロックアップに見舞われ、ターン1へのアプローチで若干のバウンシングに苦戦する姿を見せるも2番手をマーク。午後を担当したカルロス・サインツはノリスにジャスト0.1秒差の3番手を刻んだ。

角田裕毅はRB(旧アルファタウリ)の新車「VCARB 01」での最初の走行を担当。63周を走り込み、午前のセッションでトップから1.588秒落ちの5番手につけた。午後にタスキを受けたダニエル・リカルドは3番手サインツに0.015秒差の総合4番手を記録した。

RBの「VCARB 01」をドライブする角田裕毅、2024年2月21日F1プレシーズンテスト初日バーレーン・インターナショナル・サーキットCourtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

RBの「VCARB 01」をドライブする角田裕毅、2024年2月21日F1プレシーズンテスト初日バーレーン・インターナショナル・サーキット

Pos Driver Team Time Gap Laps Tyre
1 マックス・フェルスタッペン レッドブル・ホンダRBPT 1:31.344 0.000 143 C3
2 ランド・ノリス マクラーレン・メルセデス 1:32.484 1.140 73 C3
3 カルロス・サインツ フェラーリ 1:32.584 1.240 69 C3
4 ダニエル・リカルド RB ホンダRBPT 1:32.599 1.255 52 C3
5 ピエール・ガスリー アルピーヌ・ルノー 1:32.805 1.461 61 C3
6 ランス・ストロール アストンマーチン・メルセデス 1:33.007 1.663 54 C3
7 シャルル・ルクレール フェラーリ 1:33.247 1.903 64 C3
8 フェルナンド・アロンソ アストンマーチン・メルセデス 1:33.385 2.041 77 C3
9 オスカー・ピアストリ マクラーレン・メルセデス 1:33.658 2.314 57 C3
10 周冠宇 ザウバー 1:33.871 2.527 63 C3
11 ローガン・サージェント ウィリアムズ・メルセデス 1:33.882 2.538 21 C3
12 ジョージ・ラッセル メルセデス 1:34.109 2.765 122 C3
13 角田裕毅 RB ホンダRBPT 1:34.136 2.792 64 C3
14 バルテリ・ボッタス ザウバー 1:34.431 3.087 68 C3
15 アレックス・アルボン ウィリアムズ・メルセデス 1:34.587 3.243 40 C4
16 エステバン・オコン アルピーヌ・ルノー 1:34.677 3.333 60 C1
17 ケビン・マグヌッセン ハース・フェラーリ 1:35.692 4.348 66 C3
18 ニコ・ヒュルケンベルグ ハース・フェラーリ 1:35.906 4.562 82 C3

火曜の現地は日差しに恵まれ、気温は22℃~25℃、路面温度は30℃~39℃と変化。C4コンパウンドを履いたのはウィリアムズのみで、大部分がC3コンパウンドのみで周回。アルピーヌはC1コンパウンドで半日を過ごした。

アストンマーチンはフェルナンド・アロンソが午前に最多77周を重ねると、午後にAMR24をドライブしたランス・ストロールがピエール・ガスリー(アルピーヌ)を0.076秒差で上回る5番手をマークした。

ストロールは左のリアビューミラーが脱落するトラブルに見舞われた。後続のリカルドは間一髪で交わしたが、ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)は左フロントでこれを轢いた。

ザウバー(ステイク)は午後にバルテリ・ボッタスから作業を引き継いだ周冠宇が10番手を刻み、同じくウィリアムズの午後を担当したローガン・サージェントを0.011秒差で11番手に退けた。

レギュレーション刷新から3年目という事で、新車とは言え多くが高い信頼性を発揮して順調にプログラムをこなしたが、「FW46」は午前に燃料ポンプ、午後にドライブシャフトのトラブルに見舞われ、ウィリアムズはトータル僅か61周と十分に走り込む事ができなかった。

ローガン・サージェントは高速のターン9で派手なスピンを喫し、その後、ピットインしてコースに復帰した直後にシャフトの問題に見舞われた。午前を担当したアレックス・アルボンは21周のみで初日を終えた。

対照的にハースはケビン・マグヌッセン、ニコ・ヒュルケンベルグ共にタイムシートの最下位に沈んだが、昨年の課題であったタイヤマネジメントの問題解決に向けて、この日全チーム最多となる146周の大量周回を重ねてデータを収集した。

ジョージ・ラッセルはこの日、フェルスタッペンと並んで唯一、単独でチームの作業を担当。106周を走り込み、12番手でクルマを降りた。

ジョージ・ラッセルがドライブするメルセデス「W15」の上面写真、2024年2月21日F1プレシーズンテスト初日バーレーン・インターナショナル・サーキットCourtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

ジョージ・ラッセルがドライブするメルセデス「W15」の上面写真、2024年2月21日F1プレシーズンテスト初日バーレーン・インターナショナル・サーキット

2024年F1プレシーズンテストに持ち込まれるピレリタイヤのラインナップと内圧、キャンバー、加熱制限Courtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

2024年F1プレシーズンテストに持ち込まれるピレリタイヤのラインナップと内圧、キャンバー、加熱制限

チーム別コンパウンド、2024年F1プレシーズンテストCourtesy Of Pirelli & C. S.p.A.

チーム別コンパウンド、2024年F1プレシーズンテスト

バーレーンテスト2日目は22日(木)日本時間16時より、1時間のランチブレイクを挟んで25時までの8時間に渡って行われる。セッションはDAZNフジテレビNEXTが完全ライブ配信・生中継する。