2017年F1日本GP:ドライバー別タイヤ配分表 / フェラーリとメルセデスは奇しくも全く同じタイヤ選択に…
ピレリは、2017年F1日本GPでの各ドライバー毎のタイヤ配分を発表した。今年の日本グランプリは、10月6日(金)~10月8日(日)に鈴鹿サーキットにて開催される。
今年の鈴鹿に持ち込まれるのは赤色のスーパーソフト、黄色のソフト、白色のミディアム3種類の硬めのコンパウンド。昨年はハード、ミディアム、ソフトのラインナップであったが、ハードは硬すぎるとの批判が相次いだため、ピレリは今シーズン途中で以降のグランプリにハードタイヤを使用しない事を明らかにしている。
最後の母国日本に挑むマクラーレン・ホンダは、スーパーソフトを全チーム中最多となる10セット選択した。アロンソとバンドーンは共に同じタイヤ戦略をとり、ミディアムが1セット、ソフトが2セットとなっている。決勝では、スーパーソフト2セット+ソフト1セットの2ストップ作戦が濃厚と思われる。
20人のドライバー全てがSSタイヤを7セット以上選択しており、レッドブル、トロ・ロッソ、ルノー、ザウバーが9セットを選んだ。鈴鹿での主流は、最も柔らかいコンパウンドのスーパーソフトタイヤとなる。
ランキング争いを繰り広げているフェラーリとメルセデスは、ドライバー毎に配分を変えるとともに、奇しくも完全に同じタイヤ選択となった。ハミルトンとベッテルがミディアム:1、ソフト:5、スーパーソフト:7に対して、ボッタスとライコネンがミディアム:2、ソフト:4、スーパーソフト:7となっている。
2016年の日本GPでは、メルセデスがハードタイヤを上手く機能させ1-2フィニッシュを決めた。その一方で、フェラーリ勢はソフトタイヤのデグラデーションに苦しみ、4位と5位という結果に終わった。
昨年のレースでは、ウィリアムズのフェリペ・マッサが1ストップ作戦を敢行したものの、多くは2ストップでレースを戦っている。