チームの決断に不満表すライコネン「2位は望んでない」2017年F1モナコGP決勝コメント
2017年第6戦F1モナコGP決勝を終えて、フェラーリのキミ・ライコネンがコメントを発表した。スクーデリア・フェラーリがモナコで1位、2位フィニッシュをするのは実に2001年以来。フェラーリとしてはワンツーを決め、文句なしの結果となったが、ポールを獲得したライコネンの優勝は夢に終わった。
スタート直後の1コーナーを上手く抑えたライコネンは、1回目のピットストップまでモナコのレースを1位で走行していた。モンテカルロのような狭くオーバーテイクが難しいサーキットでは、レースリーダーがチームメイトよりも先にピットに入ることは異例、何故かチームは2番手ベッテルではなくライコネンを先にピットストップさせた。アウトラップで渋滞に巻き込まれたライコネンとは対照的に、前が開けたベッテルはベストタイムを連発。チームの決断によってライコネンは勝てるレースを落とした。
ライコネン:モナコGP決勝を終えて
キミ・ライコネン決勝: 2位, 予選: 1位
1位と2位でレースを終えることは、チーム全体にとってはすごく良い結果だよ。僕が満足してないのは当然さ。2位は僕が望んでいたものではないからね。必死にやって2位なら悪くないけど、もう少しいけると思ってたから残念だよ。ピットストップの後、周回遅れの車に引っかかったんだ。理想的じゃないけど僕にはどうしようもできなかった
次のカナダのサーキットはここと全く違う。何が起こるかを予測するのは難しいけど、どうなるか見てみるさ
言葉少なげに語ったライコネン、レース後チーム代表のマウリツィオ・アリバベーネは「キミのピットストップは予定通りだった。セブ(ベッテルの愛称)はリカルドから順位を守るためにそのまま留まった」とコメントし、他意はないと主張している。
2017年第6戦F1モナコGP決勝レースの詳細については、F1モナコGP《決勝》結果とダイジェストを参照されたい。