ジェンソン・バトン
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無念リタイヤのジェンソン・バトン「ウェーレインは僕を見ていなかった」 / 2017年F1モナコGP決勝コメント

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インディ500に参戦するフェルナンド・アロンソの代役として、F1に復帰することになったジェンソン・バトン。ブランクを感じさせない印象的な走りで予選Q3進出を果たしたものの、予選前のエンジン交換に対する罰則として15グリッド降格を言い渡された挙句、予選後にはマシンのフロアを交換、決勝はピットレーンからのスタートを余儀なくされた。

「絶対に抜けない」と形容されるモナコだけに、最後尾からのスタートはレース終了を告げられたも同然、終始マシンを走らせるだけの辛い展開となってしまった。そして迎えた決勝60周目、19番手を走行していたバトンが前を走るザウバーのパスカル・ウェーレインをロックオン、ポルティエ・コーナーでイン側に飛び込んだものの、これがクラッシュに繋がってしまい2人はレースを終えている。参考:【動画】ウェーレインとクラッシュするバトン

バトン:モナコGP決勝を終えて

ジェンソン・バトン決勝: リタイヤ, 予選: 9位

「全然順位を上げられず残念な1日になってしまったよ。1周目から難しかった上に、パスカルとの接触があったんだ。彼のタイヤは1周目で終わってたんだよ。僕も同じタイミングで同じタイヤに履き替えてたから分かるんだ。問題なくイン側に入ったと思ったんだけど、彼が僕に気づいてないのが分かったから引こうとしたんだけど遅かった」

「このマシンの視界が悪いのは間違いないけど、イン側に入られて気づかないとは思わないよ。イン側に飛び込んだ判断は間違ってなかったと思うけど、上手くいかなかった。マシンが横転してるのを見るのは嫌なものさ。頭に何か当たったら大変だからね。でもパスカルが無事だったのが何よりも大事なことだ。彼とは話をしたんだ。もちろんちょっとフラフラしてたけど、彼は自分の足で歩けてたし大丈夫だった」

「ドライバーとしては、ただ最後列を走っているだけってのは辛いものさ。攻めてみたけど上手くいかなかった。マシンにダメージを与えてしまってチームには申し訳なく思うよ。僕はマシンを壊したりはしない方なんだけどね。昨日は良かったよ。すごく楽しかったし、いい思い出がたくさんできた。フェルナンドにはインディ500でいいレースをしてほしいよ。安全にね。楽しみにしてるんだ」


なお、インディ500に参戦したアロンソは一時レースをリードしたものの、エンジントラブルによりリタイヤを喫している。2017年のインディ500は佐藤琢磨が制した。2017年第6戦F1モナコGP決勝レースの詳細については、F1モナコGP《決勝》結果とダイジェストを参照されたい。

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