最速から一転5番手…アントネッリに何が? “目に見えぬ爪痕”が響いたオランダGPスプリント予選

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2026年F1第12戦オランダGPのスプリント予選で、ドライバーズ選手権首位のアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)は5番手に終わった。フリー走行1回目(FP1)でトップタイムを記録しながらも、ポールを獲得したチームメイトのジョージ・ラッセルから0.227秒遅れた背景には、マシン底部に抱えたダメージがあった。

失速の引き金となったのは、SQ1開始直後のアタック1周目に発生したターン13でのコースアウトだった。コーナーへの進入スピードを見誤ってリアのグリップを失い、アントネッリはグラベルへと飛び出した。

マシンの外観に目立った損傷は見られず、アントネッリはそのまま走行を継続したものの、床下を激しく打ちつけた衝撃によってフロア底部には複数の穴が開いていた。チームはセッション中に可能な限りの修復作業を試みたものの、失われた空力性能を完全に戻すことはできなかった。

「かなり大きなダメージがあった。フロアに幾つか穴が開いていたんだ」とアントネッリは説明する。

「ピットに戻ったら、ダウンフォースを25ポイント失っていると言われた。できる限り修復してくれたけど、間違いなくダメージは残っていた。特に低速コーナーでかなり苦戦したよ」

スプリント予選後のインタビューに応じるアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、2026年8月21日(金) F1オランダGP(ザントフォールト・サーキット)Courtesy Of Mercedes-Benz Grand Prix Ltd.

スプリント予選後のインタビューに応じるアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、2026年8月21日(金) F1オランダGP(ザントフォールト・サーキット)

アントネッリはコースオフについて、進入速度を高すぎたことが原因だったと認めた。一度のミスが、その後のSQ1、SQ2、SQ3すべてに影響を残すことになったが、「起きてしまったことは仕方がない」と前を向く。

影響はダウンフォースの低下にとどまらなかった。最初のアタックでグラベルに飛び出したことで、限界まで攻めるために必要な自信を築き直す必要も生じたという。

アントネッリは、「トップ集団はすごく拮抗しているからオーバーテイクするのは簡単じゃないけど、ダメージを抱えた状態でもベストを尽くすつもりだ。その後は予選に向けてマシンをちゃんと直して、また挑戦したい」と、翌日の巻き返しに向けて決意を示した。


2026年F1オランダGPのスプリント予選では、ジョージ・ラッセル(メルセデス)が0.041秒差でランド・ノリス(マクラーレン)を抑えてポールポジションを獲得した。復帰戦の角田裕毅(レーシング・ブルズ)は12番手をマークした。

スプリントは日本時間8月22日(土)19時から、公式予選は同23時から1時間に渡ってザントフォールト・サーキットで開催される。セッションの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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