ノリスが明かす窮地の裏側「ショッキングな感触だった」新パーツ破損も”別物マシン”で母国スプリント予選6番手

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2026年F1第9戦イギリスGPのスプリント予選を6番手で終えたランド・ノリス(マクラーレン)が、その裏で「かなりショッキング」な状態のマシンと格闘していたことを明かした。SQ1の序盤でブレーキダクトが破損し、最初の2つのセッションで空力性能が低下するハンデを抱えた。

現世界王者として母国凱旋を果たしたノリスは、7月3日(金)のスプリント予選で6番手につけた。5番手ジョージ・ラッセル(メルセデス)から0.007秒差、7番手の僚友オスカー・ピアストリを0.032秒差で抑える僅差のトップ5入りだが、この結果はメカニックの働きなしには手にできなかった。

ダクト破損で空力低下も、ノリス6番手死守

マクラーレンは今週末のシルバーストンで、アップグレードの一環として新しいフロントブレーキダクトを投入していた。ノリスはそのダクトのひとつにSQ1でトラブルを抱え、ダウンフォースを失った。

ノリスはSQ1を10番手で通過したものの、続くSQ2でも修復の時間が取れず、同じく10番手で辛うじてSQ3への切符を手にした。上位進出が当然に期待される状況で、まさに綱渡りの立ち上がりとなった。

セッション後、ノリスは、ダクト破損による影響は自らの想定をはるかに上回るものだったと振り返った。

「実際、思っていたよりも遥かに大きく足を引っ張られていた。修理できたのは最後のランになってからだった。チームのみんなが素晴らしい仕事をしてくれた。クルマはまるで別物だった。格段に良くなったよ」

シルバーストン・サーキットを走行するランド・ノリス(マクラーレン)、2026年7月3日(金) F1イギリスGPスプリント予選Courtesy Of McLaren

シルバーストン・サーキットを走行するランド・ノリス(マクラーレン)、2026年7月3日(金) F1イギリスGPスプリント予選

マクラーレンは、SQ2とSQ3の間のわずかな時間を使って問題に対処。競争力を取り戻したノリスはその働きに6番手で報い、セクター3では全体ベストを記録した。

ただ、修復後に走れたラップが最終SQ3の1アタックのみだったため、マシンから最大限のパフォーマンスを引き出せなかったという口惜しさも残った。

「ほとんどの時間にわたって、本当にかなりショッキングな感触だったんだ。直せたのは本当に運が良かった」とノリスは語る。

「ただ、感触を掴めたのが最後のラップになってからだったから、本来ならもっとプッシュできたと思う。今日は残念だったけど、ペース自体はまずまずだったと思う」

ノリスとピアストリ、翌日へ反撃を狙う

ノリスは、土曜のスプリントでフェラーリやメルセデスと渡り合えるかどうかについては、慎重な見方を示した。ノリスは昨年のイギリスGPで3番手から勝利を掴んでいるが、今回に関しては過度な期待を抱いていない。

「挑戦はする。でも、周りにいるマシンを考えるとね、、レッドブルとはひょっとしたら戦えるかもしれない。だけど、ジョージ(ラッセル)のメルセデスは明らかに僕らよりかなり速い」

一方、チームメイトのピアストリは、フリー走行1回目(FP1)で5番手、SQ1では4番手、そしてSQ2でも5番手につけながらも、最終的には7番手に甘んじることになった。

とは言え、FP1の段階から、この位置は想定の範囲内だったとピアストリは振り返る。

「プラクティスを終えた段階で、僕らはかなり遅そうだったから、だいたい思っていた通りの位置だよ。感触としてはかなり良かったんだけど、ペースが伴わなかった。少し残念だ。でも、明日また頑張るよ」とピアストリは語った。


2026年F1イギリスGPスプリント予選でポールポジションを獲得したのはルイス・ハミルトン(フェラーリ)。2番手アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)を0.011秒差で退けた。3番手にはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が続く結果となった。

スプリントは日本時間7月4日(土)20時から、公式予選は同24時から1時間に渡ってシルバーストン・サーキットで開催される。セッションの模様はフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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