マクラーレン – 最多優勝のアロンソ有するも厳しい週末を予想…2017年F1バーレーンGP《Preview》コメント
マクラーレン・ホンダのレースディレクターを務めるエリック・ブーリエが2017年F1第3戦バーレーンGPに向けての展望を語った。
マクラーレン・ホンダのドライバーであるフェルナンド・アロンソは、ここバーレーンで2005年、06年、10年の3回優勝している。これはハミルトンやベッテルを凌ぐ最多優勝回数となっている。その一方でマクラーレンはバーレーンで1勝もできていない。ブーリエは、今年アロンソが優勝記録を伸ばすことはないだろうと述べ、中国GPに引き続き苦戦を予想している。
マクラーレン:F1バーレーンGPに向けて
エリック・ブーリエ
レースディレクター
「2004年の初開催以来12回行われているバーレーンGPですが、驚くべきことにマクラーレンは1勝もできていません。これとは対照的に、フェルナンドは他のドライバー(ルイス・ハミルトン、セバスチャン・ベッテル、フェリペ・マッサの2回の優勝)よりも多い3勝をあげているのです。とは言え、フェルナンドが今週末のレースで勝利数を増やす可能性は極めて低いでしょう。しかし、天気は上海よりもはるかに良くなるものと思われるので、先週の週末よりもはるかに多くの周回を走行できることでしょう」
「ストフェルは今回のバーレーンGPでグランプリデビュー1周年を迎えることになります。実に誇らしいことです。彼はデビュー戦で初のポイント獲得を成し遂げました。彼とフェルナンドの両ドライバーは今週末もポイント獲得に向けて頑張ってくれることでしょう。無鉄砲な約束や予想はできませんが、彼らの努力が実ることを願っています。GP2時代のストフェルにとっては、バーレーンは相性の良いサーキットでした。3年前のデビュー戦で勝利をあげたコースですからね」
「バーレーンはシルバーストン、鈴鹿と並ぶマクラーレン・ホンダの3つのホームグランプリのうちの1つです。そういう意味では、今年の最初のポイントをここで獲得することができれば嬉しいです」
ブーリエはこれまで毎回、エンジンを引き合いに出し週末の結果は期待できない、とのコメントを発表してきたが、今回はエンジンに対する言及はなかった。ホンダの長谷川氏は、バーレーンのレイアウト及びコンディションはパワーユニットに厳しいものであるとの認識を示しながらも、信頼性の進歩については自信を深めている、と述べている。ホンダエンジンの信頼性に対して、一定の解決を果たしたとの認識を両者が共有した現れであろうか。
2017年のバーレーンGPは、4月14日(金)20:00から1回目のフリー走行が行われる予定となっている。バーレーンGPのCS放送及びネット配信の日程については、《F1放送時間》2017年バーレーンGPをご参照あれ。