
初走行の角田裕毅、マルコが高評価「イエスだ」長期起用を示唆―観客大挙の鈴鹿で6番手
レッドブル昇格後初のセッションで好走を見せた角田裕毅について、レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコは「非常に良い一日だった」と高く評価。長期継続起用についても前向きな姿勢を示した。
2025年F1第3戦日本グランプリの初日セッションが4月4日に行われた。角田のレッドブル初走行を見守ろうと、金曜の鈴鹿サーキットには6万もの観客が詰めかけた。これは日本GPの初日としては1997年以来、28年ぶりの最多記録となった。
午前中のFP1で角田はRB21を初めてドライブし、4度のF1王者でチームメイトのマックス・フェルスタッペンに0.107秒差の6番手タイムを記録。チーム内外に強烈な印象を残し、パドック全体にその存在感を示した。
Courtesy Of Red Bull Content Pool
レッドブルRB21で鈴鹿サーキットを走行する角田裕毅(レッドブル・レーシング)、2025年4月4日(金) F1日本GPフリー走行
英「Sky Sports」のインタビューでマルコは、初日の角田について「ユーキにとって本当に素晴らしい1日だった」と評価。セカンドシート定着の可能性について問われると、「彼は今日、それを証明した。イエスだ」と明言した。
レッドブルドライバーはこの日、総じて印象的なパフォーマンスを発揮。若手全体の底上げが感じられる1日となった。レーシング・ブルズ期待のホープ、アイザック・ハジャーはFP2で3番手、角田とのシート交代で同チームに復帰したリアム・ローソンは5番手を記録した。
マルコは、「今日は我々の若手全員が素晴らしかった。ハジャーも良かったし、ローソンも巻き返してきた」と付け加えた。
辛口コメントで知られ、同番組で解説を務める1997年のF1ワールドチャンピオン、ジャック・ヴィルヌーヴも「彼がこれほどリラックスしている姿は珍しい。ようやく“ビッグチーム”に加わり、自分に相応しい居場所を見つけたように見える」とコメント。角田の精神的な安定とチーム環境の相性を高く評価した。
鈴鹿で好スタートを切った角田はチーム内外からの評価を高めているが、まだ初日が終わったに過ぎない。2日目以降、さらにその評価を高め、2026年以降のレギュラードライバーとしての地位を築けるか、鈴鹿での戦いは続く。
2025年F1日本GPフリー走行2をトップで締め括ったのはオスカー・ピアストリ。ランド・ノリスが僅差でこれに続き、マクラーレンがタイムシートの最上部を独占した。
FP3は日本時間4月4日(土)11時30分から、公式予選は同15時から1時間に渡って鈴鹿サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。