
F1中国GP:接触事故を巡り召喚状―スプリントレースを経て
3月22日に行われた19周のスプリントレースを経て、2025年F1中国GPのスチュワードは、ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)とガブリエル・ボルトレート(ザウバー)の2名を召喚した。現地12時15分より聴聞会が行われる。
FIAによると両者は、FIA国際競技規則附則L 第IV章 第2条d項に違反した疑いが持たれている。スチュワードはレース終了直前に発生したターン14での接触について、両ドライバーから直接事情を聴取し、事実関係の確認を行う。
問題の場面は、19周で争われたスプリントレース終盤、後方集団での争いの中で起きた。
ドゥーハンはターン14のヘアピンにおいて、ボルトレートのイン側からオーバーテイクを仕掛けたが、この際に両者が接触。ボルトレートのクルマはスピンを喫し、混乱の中でニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)も巻き込まれた。
一方、これに先立ちリアム・ローソン(レッドブル)とドゥーハンとの間でも、同じターン14で軽い接触が確認されたが、スチュワードはこの件を不問とした。
スプリントレースの最終結果としては、ボルトレートが18位、ドゥーハンが20位でそれぞれ完走している。