平川亮、全身に”痛み”も「さらなる機会」に期待―ハースVF-24でのF1アブダビテストを終えて
2024年12月10日に行われたF1ポストシーズンテストで、平川亮はハースの2024年型「VF-24」をドライブし、C5タイヤで全23台中12番手タイムを記録。コンパウンド条件が同じルーキー勢の中では6番目の速さを見せた。
2度のFIA世界耐久選手権(WEC)チャンピオンは、先週末のF1アブダビGPではマクラーレンのリザーブドライバーとしてFP1を担当したが、今回のテストではTOYOTA GAZOO Racingと提携するハースのマシンに乗り換えての走行となった。
ヤス・マリーナ・サーキットは、高速コーナーや激しいブレーキングポイントが特徴で、特に4Gを超える横Gがかかるターン15はドライバーに強い身体的負荷を与える。F1マシン特有の強烈なGフォースに8時間近く晒された平川亮は、身体的な疲労を感じながらも多くの学びを得たようだ。
「本当に素晴らしい経験でした。先週も別のクルマでテストをしていたので、この1週間は僕にとってクレイジーな感じの1週間でした」と平川亮は振り返った。
「かなりのラップをこなしたので全身が痛いのですが、多くのテスト項目を消化して、データを大量に収集できたと思います。チームに大きく貢献できていれば嬉しいです」
「このような機会を与えてくれたチーム全員に感謝したいです。これほど速いクルマをドライブできて光栄でした。今後、もっと多くの機会に恵まれればと思っています。本当にありがとうございました」
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— MoneyGram Haas F1 Team (@HaasF1Team) December 10, 2024
今回の経験が将来的なF1参戦の可能性を切り開く一歩となることが期待される。