岩佐歩夢、RBから高評価「本当に嬉しい」ルーキー2番手の競争力―2024年F1アブダビテストで2度目のVCARB 01走行
岩佐歩夢は、VCARB 01での2度目の走行となった2024年12月10日のF1ポストシーズン・テストを終えて、RBチームから高評価を得られたとして「本当に嬉しい」と振り返り、自身のパフォーマンスとフィードバックに自信を得た様子を見せた。
先週末のF1アブダビGPのFP1に続き、RBの2024年型マシンをドライブした岩佐歩夢は、110周を走り込み、C5コンパウンドで6番手タイムをマークした。クルマのセットアップはアブダビGPと「ほぼ同じ仕様」だった。
岩佐歩夢のベストラップは、同じC5が投入された先週末のアブダビGP予選での角田裕毅の自己ベストから0.681秒遅れで、同じコンパウンド条件で走行したルーキードライバー達の中では、アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)に次ぐ2番目に速いタイムだった。
「今日は非常に大きな経験を積むことができ、多くを学びました。チーム、そして2025年シーズンのために全力を尽くしたいとの気持ちで臨みました」と岩佐歩夢は振り返った。
「チームからは、今日の出来に満足しているというフィードバックをもらいました。本当に嬉しく思っています。パフォーマンスランでもかなりまともなラップを走れたので、全体的に自分のパフォーマンスには大いに満足しています」
「一日が進むにつれて、クルマに対する自信も深まり、F1マシンの感覚にも慣れてきたように感じます。次にドライブする機会があれば、もっと良いパフォーマンスが発揮できると思います」
レーシング・ディレクターを務めるアラン・パーメインは次のように述べ、岩佐歩夢の仕事ぶりを高く評価した。
「アユムは非常に落ち着いて走行を重ね、本当に素晴らしいフィードバックを提供してくれた。終盤にはソフトタイヤを装着して走行し、競争力のあるラップタイムを記録しており、クルマに満足していた」
今回のテストで岩佐歩夢はRBの信頼を得る成果を挙げた。次なるステップに向けて、その評価がどのように影響するかが注目される。