角田裕毅の「優れたフィードバック」にレッドブル高評価―F1アブダビテストで開発能力アピール
レッドブルの2024年型F1マシン「RB20」での走行を通して角田裕毅は、その「優れたフィードバック」によってレッドブルのパフォーマンスエンジニアリング責任者を務めるベン・ウォーターハウスに感銘を与えたようだ。
角田裕毅は12月10日(火)のF1ポストシーズンテストで2025年に向けたタイヤテストを担当。127周を走行し、シャルル・ルクレール(フェラーリ)のトップタイムから1.179秒遅れの17番手を記録した。
テストでの角田裕毅についてウォーターハウスは「2025年のピレリタイヤに関するさまざまなテストを通して優れたフィードバックを提供し、来年導入されるタイヤの変更点に関して有益な洞察を与えてくれた」と評価した。
また、「非常に高いレベルのパフォーマンスを発揮し、我々の期待通りの成果をもたらしてくれた」とも語り、アイザック・ハジャーがドライブしたもう1台と合わせて、優先的なテスト項目をすべて成功裏に終えることができたと説明した。
ヤス・マリーナ・サーキットで行われたタイヤテストでは、2025年スペックのC2コンパウンドが1セット、C3とC4がそれぞれ3セット、C5が2セット、C6が1セットの合計10セットが支給された。
車体については、新しいパーツを導入することはできず、ソフトウェアの変更も原則として禁止された。ただ、メキシコGPの週末に行われたテストとは異なり、ピレリから走行プログラムが指定されることはなく、レッドブルは2025年型「RB21」の開発に有用なデータを収集した。
ウォーターハウスはこの日のテストを「実に実りの多い1日」と評し、「今日収集したデータは、ミルトンキーンズのファクトリーでさらに詳細に分析され、今シーズンを通じて収集したデータと併せて、2025年のさらなるパフォーマンス向上に役立てられる」と説明した。