クラッシュにより大きく破損したフランコ・コラピントのウィリアムズFW46、2024年11月22日F1ラスベガスGP予選Q2
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コラピント、不透明なF1ラスベガスGP出走…予選大クラッシュで身体に50Gの衝撃

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現時点でフランコ・コラピント(ウィリアムズ)は、ネバダ州現地11月23日(土)に行われる2024年F1ラスベガスGPの決勝レースに出場できるかどうか、不透明な状況だ。

コラピントは22日(金)の予選Q2で、ターン16のイン側に接触してサスペンションが破損し、コンクリートの外壁に高速で突っ込んだ。

セッションは即時赤旗終了となり、3輪が外れるなど、ウィリアムズFW46は見るも無惨な姿に成り果てた。チームによると、その衝撃は50G以上に達した。

幸いにもコラピントは自力でクルマから降り、メディカルセンターで診察を受けたが、レースに出走できるかどうかは土曜の検査次第という状況で、再度の検査で問題がないと診断されない限り、レースに出場することはできないという。

ウィリアムズは声明を通して、「フランコは予選中に50Gを超える衝撃を受け、メディカルチェックを受けた。これは重大かつ深刻なレベルの衝撃であり、レースに出場できるかどうかは、明日の再評価を待つ必要がある」と説明した。

今回のクラッシュがウィリアムズに与える財政的影響は計り知れない。二人のドライバーは過去3戦で5回に渡ってクルマに大きなダメージを負うクラッシュに見舞われた。

度重なるクルマの破損は、スペアパーツの在庫だけでなく、上限が厳しく制限されている予算面にも多大な影響を及ぼす。

決勝は日本時間23日(日)15時にフォーメーションラップが開始され、1周6201mのラスベガス市街地コースを50周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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