2024年F1イタリアGP《初日》ハイライト動画:新人二人の対照的なセッション、期待アントネッリは早々クラッシュ
8月30日に行われた2024年F1第16戦イタリアGP金曜2回目のフリー走行では、ルイス・ハミルトン(メルセデス)がランド・ノリス(マクラーレン)を0.003秒差で抑えて初日をトップで締め括った。赤旗に翻弄された角田裕毅(RB)は15番手に留まった。
FP1:ハイライト動画
ジョージ・ラッセルに代わって初の公式F1セッションに臨んだアンドレア・キミ・アントネッリは、開始11分、2回目のクイックラップのパラボリカでコントロールを失い、高速でバリアに激突した。謝罪の言葉を口にするアントネッリに対してトト・ウォルフ代表は、無線を通して「キミ、大丈夫。大丈夫だから」と声をかけた。
一方で、ローガン・サージェントに代わりシーズン残り9戦をウィリアムズのマシンで戦うこととなったもう一人のルーキー、フランコ・コラピントは大量周回を重ねて役割を果たし、セッション最終盤にアントネッリ同様、パラボリカでコントロールを失ったが、それでもバリアとの衝突は避け、同じFW46で8番手につけたアレックス・アルボンから0.660秒遅れの17番手でセッションを終えた。
FP2:ハイライト動画
週末2回目のセッションはケビン・マグヌッセン(ハース)が2個目のレズモでリアを失いバリアに衝突。再び赤旗が振られる展開となった。
FP1でのアントネッリのクラッシュを経てメルセデスのメカニックは懸命に作業に取り組んだが、セッション開始までに間に合わせることはできず、ジョージ・ラッセルは序盤25分間をガレージ内で過ごした。
コラピントはFP2でも堅実な走りを続け、チームメイトとの遅れを僅か0.192秒に抑える17番手をマークした。
FP3は日本時間8月31日(土)19時30分から、公式予選は同23時から1時間に渡ってモンツァ・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。