2024年FIA-F1世界選手権第12戦イギリスGPで感涙のトップチェッカーを受けたのはルイス・ハミルトン（メルセデス）だった。2021年サウジアラビアGP以来となる3年ぶりのキャリア通算104勝目、シルバーストン通算9勝目を飾った。角田裕毅（RB）は10位入賞を果たした。

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ポールシッターのジョージ・ラッセル（メルセデス）は序盤にレースをリードしたものの、雨の到来を経て18周目のストウでハミルトンに追い抜きを許し、その後「ウォーター・システム」に問題が発生したためにリタイヤした。

ダウンフォースレベルを高めに設定したマクラーレン勢は降雨を受け躍動。2台揃ってコースアウトしたメルセデス勢に襲いかかり、ランド・ノリスとオスカー・ピアストリは7周に渡って1-2体制を築いたものの、タイヤ交換戦略でミスを犯して勝利のチャンスを逃した。

マックス・フェルスタッペン（レッドブル）はペース不足に見舞われ一時はトップ5圏外を覚悟したが、タイミング、コンパウンド選択を含めた2回のピットストップでの見事な戦略決定を背景に巻き返し、ハミルトンから1.4秒遅れの2位でフィニッシュした。

2024年F1イギリスGP《決勝》結果

ハンガロリンクを舞台とする次戦FIA-F1世界選手権第13戦ハンガリーGPは7月19日のフリー走行1で幕を開ける。

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