VCARB 01の競争力不足を指摘も依然「楽観視」できる部分もあるとダニエル・リカルド
2台揃ってトップ14圏外に終わったF1スペインGPの初日を経て角田裕毅は、現在抱えている問題を解決するのは「容易ではない」として2日目に向けた挽回に悲観的な見方を示したが、ダニエル・リカルドはチームメイトよりは状況を楽観視している。
トップから0.993秒遅れ、チームメイトから0.046秒遅れの16番手に終わった初日プラクティスを振り返るよう求められたリカルドは「そうだね、2つの見方があると思う」と語った。
「ドライビングが楽しかったから、コースそのものは楽しめた。最終セクターが新しくなってからここを走るのは今回が初めてだったんだ。すごく良かった。今の方がサーキットが生き生きしている感じがするから、僕はこっちの方がお気に入りだ」
「でも2点目としては、競争力の面で少し苦戦した。もっと良いパフォーマンスを期待していたんだけどね。でも予選は明日だし、今夜しっかり取り組んで改善策を考えようと思う。ただ競争力という面では、今日は少し何かが足らなかった」
RBは今週末、VCARB 01に広範なアップグレードを持ち込んだ。新しいパッケージに対する感触と効果について問われたリカルドは「メインはフロアだね」と語った。
「現行世代のクルマはフロアが開発の大きな部分を占めているんだ。今夜深く掘り下げて取り組めば、フロアの状況やより良いセットアップが見つかるんじゃないかって楽観的なところもあるから、明日はもう少しポジティブな結果が残せることを期待している」
「ただそうは言っても、今はまだ掘り下げている最中だと思うし、もう少し作業が必要だと思ってる」
2024年F1スペインGPのFP2をトップで締め括ったのはルイス・ハミルトン(メルセデス)。2番手にランド・ノリス(マクラーレン)、3番手にカルロス・サインツ(フェラーリ)が続き、トップ3は0.055秒という僅差の争いとなった。
FP3は日本時間6月22日(土)19時30分から、公式予選は同23時から1時間に渡ってカタロニア・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。