サージェントのF1シート「リスクに晒されている」と認めるウィリアムズ、”数週間以内”にラインナップ発表か
ウィリアムズのジェームズ・ヴァウルズ代表は、ローガン・サージェントが即座にパフォーマンスを改善しない限り、F1シートを失いかねない状況にあると認めた。
2シーズン目を迎えた23歳のアメリカ人ドライバーは昨年のアメリカGPで1ポイントを獲得したのみと、チャンピオンシップ争いに殆ど貢献できていない。
今季は僚友アレックス・アルボンがクルマにダメージを負った事で、唯一無事だった自身のシャシーを明け渡し、オーストラリアGPを欠場した。
エミリア・ロマーニャGPのFP1を経てヴァウルズは、今後数週間以内に2025年以降のアルボンのチームメイトを発表する可能性があると認め、サージェントの将来について次のように説明した。
「面と向かって話をした。辛い会話だった。だが、彼がリスクに晒されているのは単純な事実だ」
「彼は今以上のパフォーマンスを発揮しなければならない。これは実力主義だ」
「私は彼の旅を手助けし続けており、彼の成功を望んでいるが、同時に我々は数名のドライバーと話をしている。2025年、26年、27年に向けて適切なラインナップを確保しなければならないからだ」
「これに関しては数週間以内に、幾らかの潜在的なニュースが見られるようになるだろう」
サージェントのシート喪失に関しては前戦マイアミGPで大きな話題となった。メルセデスのジュニアドライバー、アンドレア・キミ・アントネッリのスーパーライセンス取得に関して、18歳の年齢要件を免除するようにとの要請が国際自動車連盟(FIA)に寄せられたためだ。
レギュレーションの改定がない限り、アントネッリが18歳を迎えて最初に訪れる9月1日の第16戦イタリアGP前にサージェントがシートを失う可能性はないが、以降は不透明だ。
しかしながら、先の「潜在的なニュース」についてヴァウルズは、「私が話しているのは2025年、2026年のドライバーについてであり、今シーズンのことではない」と補足し、現時点で決定は下されていないとも強調した。