サインツ「ホンダの加速力」に白旗、マイアミGPスプリントでRBを攻略できず
19周のスプリントでダニエル・リカルド(RB)を攻略できなかった事についてカルロス・サインツ(フェラーリ)は、ホンダRBPTパワーユニットの低速コーナーからの加速力を理由に挙げた。
予選4番手のリカルドはオープニングラップでシニアチームのレッドブルRB20を駆るセルジオ・ペレスを交わして3番手に浮上するも、4周目にペレスに追い抜きを許してスタートポジションに戻った。
6周目以降はサインツにDRS圏内を許し、ドラッグ・リダクション・システムによる猛攻にさらされ続けたが、チェッカーフラッグまで前を譲らず4位でフィニッシュ。今季初のポイント獲得を果たした。
リカルドをオーバーテイクできなかった理由についてサインツは「今週末のダニエルとホンダは、低速コーナーからの加速が本当に凄いんだ。そのおかげでRBはオーバーテイクするのが本当に難しいクルマに仕上がっている」と語った。
「分かると思うけど、同じホンダのパワーユニットを搭載したチェコ(ペレス)は多かれ少なかれ、この点でなんとか上手くやってみせたよね」
「もちろんRBの連中はフェラーリより、(同じグループチームの)レッドブルに対して少しばかり余計に友好的だって部分はあるけどさ」
スプリントではリカルドとホンダにTOP3フィニッシュを阻まれたサインツだが、日曜の本戦でサインツは表彰台圏内3番グリッドに着き、僚友シャルル・ルクレールと共にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)包囲網を敷く事になる。
”ブルー・フェラーリSF-24”はRB20に対抗できるだけのパフォーマンスを発揮できるだろうか?
「マックスが前でスタートする時はいつもそうだけど、打ち負かす方法を見つけるのが難しいからどうだろうね」とサインツは語る。
「僕らが2台揃っているというのは、打倒マックスに向けての最善の策になると思うし、全力を尽くすつもりではあるけど、、最新の統計を見ても明らかなように、それをやってのけるのが恐ろしく難しい」