2024年F1中国GP《スプリント&予選》ハイライト動画:白熱!四つ巴の3位争い、ドラマチックな最速決戦
2024年FIA-F1世界選手権第5戦中国GPのスプリントレースと予選が4月21日(土)に上海インターナショナル・サーキットで行われた。
両セッションを制したのはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だった。予選4番グリッドからの逆転トップチェッカーを受けると、続く予選では開幕5戦連続、5年ぶりとなる中国GPのポールシッターに輝いた。
2番手には0.322秒差でセルジオ・ペレスが続き、レッドブルは通算100回目の記念すべきポールと最前列独占という文句なしの結果で土曜を締めくくった。角田裕毅(RB)はスプリント予選に続いて19番手に終わった。
スプリント:ハイライト動画
ポールシッターのランド・ノリス(マクラーレン)は1周目のターン2でルイス・ハミルトン(メルセデス)とサイドバイサイドとなり、アウト側で粘り続けた後、コースアウトして大きくポジションを落とした。
フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)は終始トップ3を争う上位を走行していたが、16周目にカルロス・サインツ(フェラーリ)の強襲を受け、ラップを通して順位を入れ替える肉弾戦を展開。これにシャルル・ルクレール(フェラーリ)とペレスが加わり、白熱の四つ巴が勃発した。
僚友サインツとのバトルの最中、ヘアピンでコース外に追いやられるような格好となった事でルクレールは無線で不満を漏らしたが、その翌周に追い抜きを決めて4位でフィニッシュした。
予選:ハイライト動画
サインツはQ2で、最終コーナー外側のグラベルにホイールを落とし、コントロールを失ってスピン。右フロントからイン側のウォールに衝突し、残り6分44秒で赤旗が振られた。
フロントウイングを失ったもののその後、自走してガレージへと戻り、メカニックによる修復作業を経て、再びセッションに合流。ペレスに次ぐ3番手タイムでQ3進出を決めた。
直前のスプリントで2位フィニッシュしたハミルトンは、ターン14でのミスが響いて18番手と衝撃のノックアウトを喫し、無線を通してチームに謝罪した。
2024年F1中国GP決勝レースは日本時間4月21日(日)16時にフォーメーションラップが開始され、1周5,451mの上海・インターナショナル・サーキットを56周する事でチャンピオンシップを争う。DAZNとフジテレビNEXTが生配信・生中継する。