4番手フェルスタッペン「信じられない」”氷上”路面に大苦戦…スプリントでの挽回に慎重
2024 F1第5戦中国GPのスプリント予選を4番手で終えたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は「まるで氷の上を走っているかのようだった」と振り返り、タイヤの熱入れに苦戦した事が敗因との考えを示した。
ドライ・コンディションで行われたSQ2ではトップタイム通過を果たしたものの、本格的に雨が降り出しインターミディエイトタイヤが投入された最終ラウンドでは一転、2度に渡ってトラックリミットを犯すなど、クルマをコースに留めておくのにすら苦労した。
クルマを降りたフェルスタッペンは「信じられないほどスリッピーだった。兎に角、タイヤに熱を入れるのに凄く苦労した。おかげでクルマをコントロールするのが本当に難しかった」と振り返った。
「結局、ウェットコンディションの中でクルマは一度も機能しなかったように思う。まるで氷の上を走っているかのようだった。だからこの結果は当然と言えば当然だ」
「ドライコンディションでのクルマはかなり満足できるものだった。これに関してはかなり良かったように思う」
昨年、上海の路面に施された炭化水素化合物を伴うビチューメン処理はグリップ向上を目的としたものではあるが、因果関係はさておき、少なくとも初日の路面は非常に滑りやすかった。
2列目スタートでのスプリントでの挽回の可能性についてフェルスタッペンは「ここでイン側からスタートするのは理想的じゃないし、ターマックに塗られたペイントのせいでグリップが酷く低いから、できるだけベストなスタートを切らないと」と慎重だ。
「スプリントは1セットのタイヤでロングスティントを走ることになるだろうけど、それはそれで興味深いと思う」
2024年F1中国GPスプリント予選ではランド・ノリス(マクラーレン)がルイス・ハミルトン(メルセデス)を大差で退けポールポジションを獲得した。
スプリントは日本時間4月20日(土)12時から、公式予選は同16時から1時間に渡って上海インターナショナル・サーキットで開催される。レースとセッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。