角田裕毅、不可解な19番手「これほど苦戦したのは初めて」一方でコンディションのせいにせず
角田裕毅(RBフォーミュラ1)は4月19日(金)に行われた2024 F1第5戦中国GPスプリント予選で19番手に留まり、SQ1敗退を喫した。ダニエル・リカルドは14番手と、今季初めてグリッド争いでチームメイトに敗北した。
上海インターナショナル・サーキット初走行となる角田裕毅はFP1の段階から一貫してクルマのバランスとグリップに課題を感じていた。雨やグリップの低い路面が原因ではないとしており、この状況に首を傾げている。
クルマを降りた角田裕毅は「FP1の段階からバランスとグリップ全般に苦労しました」と初日を振り返った。
「スプリント予選に向けても色々な事を試しましたが、上手くまとめ上げる事ができませんでした。原因は分かりませんが、楽な1日でなかった事は確かです」
「天候や路面コンディションのせいではなく、単に、これ以上の結果を出せなかっただけです。これほど苦戦したのは初めてなので奇妙ではありますが、まだセッションが残っているので、データを集め続けるつもりです」
「明日の予選は凄く重要なので、それまでに何かを見つけられればと思います」
レーシング・ディレクターを務めるアラン・パーメインは、4戦で3度のQ3進出を果たした今季これまでの予選とは異なりクルマが機能しなかったと説明し、「今朝の最初のセッションから、若干、スピードに苦労しているのは明らかだった」と語った。
「明日はスプリントに臨む。その後は予選に向けてクルマのセットアップを変更できるため、今夜はイタリアと英国にいるエンジニアと共に大量の作業に取り組む事になる」
2024年F1中国GPスプリント予選ではランド・ノリス(マクラーレン)がルイス・ハミルトン(メルセデス)を大差で退けポールポジションを獲得した。
スプリントは日本時間4月20日(土)12時から、公式予選は同16時から1時間に渡って上海インターナショナル・サーキットで開催される。レースとセッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。