2024年F1中国GPアプグレ一覧:角田裕毅のRBを含む5チームが改良、注目はハースとアルピーヌ
2024年のF1中国GPでは角田裕毅擁するRBを含む5チームが何らかの空力アップグレードを持ち込んだ。うち3チームはコックピット周りの小規模なものだが、アルピーヌとハースの改良は比較的大掛かりだ。
チーム | フロア | ミラー | ヘイロー | カウル | ヘッドレスト | リアココーナー |
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レッドブル | ー | |||||
メルセデス | ◯ | |||||
フェラーリ | ー | |||||
マクラーレン | ー | |||||
アストンマーチン | ー | |||||
アルピーヌ | ◯ | |||||
ウィリアムズ | ◯ | |||||
RB | ◯ | ◯ | ||||
ザウバー | ー | |||||
ハース | ◯ | ◯ | ◯ |
メルセデスW15
コックピット周りに発生する空気の流れを最適化して理想的な気流を後方ウィングへと導くためのフリックを取り付けた新型へイローを投入した。
アルピーヌA524
遅れを取るアルピーヌは主にウイング類を見直した前戦日本GPに続き、フロアボディ、フロアエッジ、フロアフェンスを改良した。
各コンポーネントのアップデートにより、特に高速での安定性やコーナリング時のグリップ向上が期待される。
また空力アップグレードではなく、またエステバン・オコンのみではあるが、軽量化された新しいモノコックが投じられた。ピエール・ガスリーが同じスペックを使うのは次戦マイアミとなる見通しだ。
ウィリアムズFW46
メルセデス同様、改良型のヘイローを持ち込んだ。
こちらはシュラウドの形状に変更を加えたもので、コックピット開口部の空力学的な損失を抑え、車体後部への気流を改善することでリアウイングとビームウイングの空力効率を「僅か」に向上させる狙いがある。
RB VCARB 01
ドライバーの頭部後方に位置するヘッドレストの形状を変更した。
これはドライバーのヘルメット後方に発生する空気の乱れの低減を目的としたもので、リア側への気流改善によりエアロパフォーマンスの向上が期待される。
ハースVF-24
ハースは今季初の大型アップグレードとして、フロアフェンス、フロアエッジ、コーク/エンジンカバー、リアコーナー、ミラーを改良した。
新型フロアフェンスは新しいフロアエッジと一体開発されたもので、これらによりダウンフォースの増加とドライバビリティの向上が見込まれる。
後部のエグジットを小型化する一方、側面の冷却ルーバーを拡大させた事でエンジンカバーはスリム化された。
局部的なダウンフォースの増加を狙いリアブレーキダクト上部のウイングレットは再設計され、ミラーハウジングもサイズが縮小された。