F1公式カート体験施設 「F1 DRIVE – London」の風景
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本格的なF1ドライブを体験!”DRSボタン”を備える公式カート施設「F1 DRIVE」2024年2月開業

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DRS(ドラッグ・リダクション・システム)ボタンを備えるなど「本格的なF1ドライビング」を体験できるF1公式カート複合施設 「F1 DRIVE – London」が2024年2月6日にオープンする。

施設は英国ロンドンに位置するトッテナム・ホットスパー・スタジアムの南スタンドの下に設けられる。モータースポーツ産業における若手の発掘と育成を目的にF1は昨年2月、英プレミアリーグのサッカークラブ、トッテナム・ホットスパーFCとの15年に渡る戦略的パートナーシップを締結した。「F1 DRIVE – London」は本提携の一環だ。

カートは幅広い年齢とドライビングスキルに対応できるよう設計された。ステアリングホイールには18cmのLEDディスプレイが搭載され、ラップタイムやレースポジション、タイム差やブーストレベル、コース情報、黄旗を含むフラグ・ステータスなどが表示される。

また実際のF1レースでオーバーテイクの際に用いられる「DRSボタン」も備えており、前走車両に接近するとスピードアップする事が可能になるという。

更に、F1ドライバーの実体験に近づけるよう設計された没入型オーディオシステムが搭載されており、マックス・フェルスタッペンやルイス・ハミルトン、シャルル・ルクレールのマシンから録音された音響や、デイビッド・クロフトとナオミ・シフの「Sky Sports」F1コメンタリー陣による解説、リアルタイムでのドライビングのヒントなど、臨場感あふれるオーディオを楽しむことができる。

F1公式カート体験施設 「F1 DRIVE – London」に用意されるカートのステアリングに搭載されたLEDディスプレイCourtesy Of FORMULA 1

F1公式カート体験施設 「F1 DRIVE – London」に用意されるカートのステアリングに搭載されたLEDディスプレイ

全英カート協会認定のこのアトラクションは、F1を代表する幾つかのサーキットから着想を得た3種類のコースレイアウトで構成されている。

3種類の中で最も長くテクニカルな「スーパー・サーキット」は、「フューチャー・スターズ」と「スプリント・トラック」を組み合わせたレイアウトとなっており、参加者はF1の週末フォーマット同様、レースに先立ちフリー走行と予選に参加する。

カートの腕をさらに磨きたい人のために、1対1やグループのコーチングセッションも提供される。専門家によるレースデータ、テレメトリ、映像分析のレビューを通して来場者は、ラップタイムと戦略の向上に役立つプロレベルのパフォーマンス・コーチを受ける事ができる。

F1を取り巻く世界を総合的に体験してもらうべく、施設内にはF1を象徴する視覚的、聴覚的な要素が散りばめられており、カート場以外にも様々なコーナーが設けられる。

「ファン・ゾーン」には公式ゲーム「F1 23」をプレイできる8台の最先端VR5フルムーブメント・レーシング・シミュレーターが設置され、グリッドに並ぶ10チームの記念品展示コーナーも用意される。

また、レース中のタイヤ交換を体験できる「ピットストップ・チャレンジ」や、F1マシンの前やポディウムの上で自撮り写真を撮影できるコーナーも設けられる。

チケットは1月25日(木) 午前10時よりf1drivelondon.comで一般販売される。気になる料金については現時点では明らかにされていない。