F1アブダビGP《初日》ハイライト動画:ベガスに続く大クラッシュ、すり抜けピットオーバーテイク
2023年シーズンの最終戦となるFIA-F1世界選手権第23戦アブダビGPのFP2でドライバー達は、2度の赤旗クラッシュにより僅か26分しか走行することが出来なかった。
イベント初日はシャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)が1分24秒809を記録してタイムシートのトップに立った。一方でチームメイトのカルロス・サインツは前戦ラスベガスGPのFP1に続き大クラッシュを喫した。
フリー走行1:ハイライト動画
アルファタウリを除く全9チームが若手起用義務を消化すべく若手ドライバーに走行機会を与えた事で、フィールドの半分は参戦2戦以下のドライバーで占められた。
ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)は最終コーナーを前にローガン・サージェント(ウィリアムズ)と遭遇。接触を避けるために回避行動を強いられ「危うく人生最大の事故に遭うところだった!」と不満をあらわにした。
大改良のフロアを投入したアルファタウリは2台ともトップ10入りを果たした。
フリー走行2:ハイライト動画
開始8分、サインツが時速270km以上の高速でコントロールを失い、2回転してターン3のアウト側バリアに激突した。フロントウイング、フロア、リアサスペンションを中心にマシンは大きなダメージを負った。
車両の回収とバリア修復のための中断は27分に及び、開始35分で再びグリーンフラッグが振られたが、再開の2分後に今度はニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)がターン1の縁石に乗り上げハーフスピンを喫し、リアから壁に衝突した。
既に3度目のタイトルを決めているマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、僅かな隙間を縫ってピットレーンでメルセデスの2台をオーバーテイクした。
角田裕毅はチームメイトから0.202秒遅れの15番手で初日を終えた。
3回目のフリー走行は、日本時間11月25日(土)19時30分から、公式予選は同23時から1時間に渡ってヤス・マリーナ・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。