ピレリ、未知数のF1ラスベガスGPでアブダビと同じタイヤ割当
F1公式タイヤサプライヤーのピレリは2023年シーズンの最終2戦、初開催のラスベガスGPとアブダビGPに最も柔らかいレンジのC3~C5コンパウンドを持ち込む。
ラスベガスでのF1レースは1982年以来、41年ぶりとなるが、舞台はシーザーズ・パレスから変更され、市街の有名スポットを駆け抜ける新設のストリートサーキットで行われる。
初開催ゆえにチームにもピレリにも信頼できる参考データは存在しない。週末に先立つシミュレーションの精度、そして現場での柔軟かつ迅速な対応が週末の出来を左右する。
セッションが全て日没後というのもチームにとっては頭が痛いところだ。初日フリー走行は木曜の夜20時30分と、真夜中の24時より行われる。2日目金曜のFP3と予選は初日と同じ時間帯で、レースは土曜の夜22時にスタートを迎える。気温と路面温度も未知数だ。
アブダビGPの舞台、ヤス・マリーナ・サーキットは路面の攻撃性が低く、例年、最も柔らかいコンパウンドが持ち込まれる。決勝2日後の火曜はポストシーズンテストが行われる。
Rd. | グランプリ | C0 | C1 | C2 | C3 | C4 | C5 |
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1 | バーレーンGP | H | M | S | |||
2 | サウジアラビアGP | H | M | S | |||
3 | オーストラリアGP | H | M | S | |||
4 | アゼルバイジャンGP | H | M | S | |||
5 | マイアミGP | H | M | S | |||
6 | エミリア・ロマーニャGP | H | M | S | |||
7 | モナコGP | H | M | S | |||
8 | スペインGP | H | M | S | |||
9 | カナダGP | H | M | S | |||
10 | オーストリアGP | H | M | S | |||
11 | イギリスGP | H | M | S | |||
12 | ハンガリーGP | H | M | S | |||
13 | ベルギーGP | H | M | S | |||
14 | オランダGP | H | M | S | |||
15 | イタリアGP | H | M | S | |||
16 | シンガポールGP | H | M | S | |||
17 | 日本GP | H | M | S | |||
18 | カタールGP | H | M | S | |||
19 | アメリカGP | H | M | S | |||
20 | メキシコGP | H | M | S | |||
21 | サンパウロGP | H | M | S | |||
22 | ラスベガスGP | H | M | S | |||
23 | アブダビGP | H | M | S |
今季は新たに「C0」が加わり、製造されるコンパウンドが全6種類に増えた。接頭辞の「C」に続く数字が小さいほど硬いものとなる。昨年まで「C1」と呼ばれていたコンパウンドは「C0」へと改称された。今季の「C1」は従来の「C1」より柔らかい新型コンパウンドだ。
サーキットの路面や気温などの特性・気象条件を考慮の上、ピレリは6種類のラインナップから週末に持ち込む3種類のドライタイヤを都度、決定する。硬い方から順に「ソフト」「ミディアム」「ハード」の名称が与えられる。
トレッド面に溝の入ったレインタイヤを含めて全5種類が持ち込まれる。ひと目見て識別できるよう、以下の様にサイドウォールに色ペイントが施される。
- ソフト:赤色
- ミディアム:黄色
- ハード:白色
- インターミディエイト:緑色
- フルウェット:青色