パドックでメディアに話すダニエル・リカルド(スクーデリア・アルファタウリ)、2023年10月26日(木) F1メキシコGPプレビュー(アウトドロモ・エルマノス・ロドリゲス)
Courtesy Of Red Bull Content Pool

ダニエル・リカルド、未だ手に違和感…一方で冗談を交えF1メキシコに向け野心的目標

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スクーデリア・アルファタウリのダニエル・リカルドは骨折離脱からの復帰2戦目となるF1メキシコGPに向けて、今も手に違和感を感じているとしつつも、予選Q3進出とポイント獲得という野心的な目標を掲げた。

完走17台中最下位と、復帰初戦の前戦アメリカGPは失望の結果に終わった。だがエルマノス・ロドリゲス・サーキットに姿を見せたリカルドに悲観的な様子は一切ない。

テクニカル・ディレクターを務めるジョディ・エギントンによるとリザルトが奮わなかったのは主に、第1スティント中にデブリが混入した事で左フロントのブレーキダクトが破損し、ダウンフォースとエアロバランスが「大幅に損なわれた」事が原因だった。

木曜のパドックで手の状態について問われたリカルドは「悪くなかったよ。なんて言うのかな…色々やっていると、まだ完全に正常とは思えない部分もあるけど、ステアリングを握ってドライブする上では幸いにも、感触的には良かったと思うし、、だから大丈夫だ」と語った。

「週末に入ってすぐ、自信を持ってクルマをドライブできた。リザルト的にはあまり良くなかったようにも見えるけど、実際のところ、全体としては悪くない週末だったと思う」

「レース中にダメージを負って後退した理由はハッキリしたし、あの時点までは競争力を発揮できていたわけで、今週末のスタートを切る上で悪い要素は何処にもない」

インタビューの最中にマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が脇を通り過ぎると「まぁ、今週、50勝目を達成する事はできないとは思うけど!」と冗談を飛ばし、メキシコでの目標は「Q3とポイント獲得」であるとして、「兎に角、やってみるよ」と付け加えた。


メキシコGPの舞台となるのは標高約2285mの高地に位置する1周4304mのエルマノス・ロドリゲス・サーキットだ。2022年F1メキシコGPはマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がシーズン14勝目を飾って年間最多勝利記録を更新した。

F1メキシコGPは日本時間10月27日(金)27時30分からのフリー走行1で幕を開ける。予選と決勝を含めた全セッションはDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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