去るサフナウアー「泣いていた」アルピーヌF1の部下達の今後を憂う…上級職での復帰交渉へ
18ヶ月間に渡るアルピーヌでのあまりに短い職務を経て、F1第13戦ベルギーGPを以て現場での最後の仕事を終えたオトマー・サフナウアー代表は、車体・パワーユニット双方で働くファクトリーの部下の今後を案じた。
英「AUTOSPORT」によるとエステバン・オコンが8位、ピエール・ガスリーが11位に終わったスパでのレースを経てサフナウアーは、自身の事は「大丈夫」とする一方、「私が心配しているのは、一生懸命に働き素晴らしい仕事をしているエンストンとヴィリーの素晴らしいメンバー達の事だ。彼らの未来が明るいものである事を祈っている」と語った。
「ようやく仕事にも慣れ、みんなの事、そしてモチベーションを上げるためのやり方が分かってきたところだった。『上げ潮はすべての船を持ち上げる』という格言があるが、私はちょうど潮を上げるところまで来ていた」
「私がというよりは、泣いて別れを惜しむ人達がいてね。彼らに『いいかい、僕はまだ生きている。死んじゃいないから大丈夫だ!』と伝えたんだ」
チーム代表職を務めたサフナウアーはこの後、決して短くはないと思われるガーデニング休暇に入り、上級職での復帰に向けてアルピーヌ以外のチームと交渉を進めていく計画だ。
独「Sky Sports」によるとサフナウアーは「チームに影響を与えられるような重要な役割にすぐにでも戻れる事を祈っている。素晴らしいチームにまとめ上げられるような場所でね」と語った。
「アルピーヌで全てをやり遂げたかったが、時間があまりにも短すぎた」
サフナウアー離脱を発表しながらも、アルピーヌには新しいチーム代表がおらず、アルピーヌ・モータースポーツのバイスプレジデントを務めるブルーノ・ファミンが暫定的にその役割に就くことになる。