FIA、F1メキシコGPで聴聞会…アロンソへの罰則無効求めるアルピーヌの異議申立てを受け
国際自動車連盟(FIA)は次戦F1メキシコGPが行われるエルマノス・ロドリゲス・サーキットで聴聞会を行うとして、アルピーヌ及びハースのチーム代表者に召喚状を発行した。
先週末のアメリカGPではハースからの異議申立てを経て、右ミラーが緩み、また脱落しながらも走行を続けた事が「安全でない」と判断され、フェルナンド・アロンソがレース後に30秒加算ペナルティを受けて7位から15位に降格となった。
聴聞会はメキシコシティ現地10月27日(木)18時よりオンラインにて行われる。FIAの召喚状には「10月24日木曜のメキシコシティ時間の18:00」と記載されているが、おそらく「27日木曜」の誤りと思われる。
この聴聞会では、アメリカGPのスチュワードがハースの異議申立て申請を受理した事に対し、提出期限の遅れを理由とするアルピーヌの抗議を受理するか否かが判断される。
ハースの異議申立ては提出期限を24分遅れて提出されたものだった。アルピーヌは「本来であれば受理されるべきものではなく、ペナルティの裁定は無効とみなされるべきであると考えている」と主張している。
スチュワードはハースからの異議申立ての提出が期限を過ぎていた事を認めているが「本件においては期限を遵守することは不可能であると判断した」としている。
異議申立てについて、FIA国際競技規定第13条3項5には「暫定順位発表後30分以内に提出しなければならない。ただしスチュワードが30分の期限を遵守することが不可能であると判断した場合はこの限りではない」と規定されている。
木曜の聴聞会でアルピーヌの異議申立てが受理された場合、別途の聴聞会が行われる。