ロバート・クビサ、F1スペインGPでアルファロメオをドライブ…期待大のアプグレ評価へ
アルファロメオF1チームは日本時間5月20日(金)21時より開始されるF1第6戦スペインGPのフリー走行1で、周冠宇に代わってリザーブドライバーのロバート・クビサを起用する。
37歳のポーランド人ドライバーはカタロニア・サーキットで行われた開幕前テストと、1ヶ月前に行われたイモラでのピレリテストでC42を走らせている。
ヒンウィルのチームは今週末のバルセロナに、新型のフロントウイング及びフロアを持ち込む。今回のアップグレードに関しては、風洞実験で非常に有望な結果が出ているとされており、クビサは豊富な経験を元に技術的フィードバックを行う事になる。
なお初日金曜午後以降のセッションではクビサに代わって周冠宇がC42のステアリングを握る。
チーム代表を務めるフレデリック・バスールは今季の目標について、予選ではダブルQ2突破の1台Q3、決勝では1台入賞を掲げており、新たな開発パーツによって更に競争力を高めたいところだが、ハースを除く各ミッドフィルダーもアップグレードを投入する見通しで、バルテリ・ボッタスはライバルチームを出し抜く事は期待できないと考えている。
「マイアミでは本当に力強い走りができたし良い結果を残す事ができた。おかげで更にプッシュしていく上で自信が湧いてきたし、バルセロナに向けては中団上位を懸けて争えると思っているけど、直近のライバル達とは興味深い戦いが続いており、それは今回も変わらないだろうと思ってる」
「今週末はこれまで以上に完璧に過ごさなきゃならない。バルセロナは誰もが知り尽くしたコースだから、ライバルを出し抜けるような特効薬はない。だから事前の準備と堅実に仕事をこなす事が重要だ」
「とは言え、冬季テストを終えた段階より遥かにハッピーな状態でバルセロナに向かう事は間違いない。要は2月に直面した課題からチームが見事に立ち直ったって事だ。この素晴らしい仕事に対して良い結果で報いたいと思ってる」
プレシーズンテスト会場ともなったF1スペインGPの舞台、カタロニア・サーキットは、全長4675mに16コーナーを有するマシン総合力が試されるコース。事実上、欧州ラウンドの初戦という事で多くのチームが大規模なアップグレードを持ち込む。
昨年のグランプリではルイス・ハミルトン(メルセデス)がポール・トゥ・ウインを飾り、バルセロナでの5連覇を達成した。
F1スペインGPは、日本時間5月20日(金)21時からのフリー走行1で幕を開ける。