スプリントに向けて準備するアルファロメオの周冠宇、2022年4月23日F1エミリア・ロマーニャGP
Courtesy Of Alfa Romeo Racing

アルファロメオ、2重のパルクフェルメ違反…周冠宇にピットスタート命令 / F1エミリア・ロマーニャGP

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ミカ・サロら4名から成るF1エミリア・ロマーニャGPのスチュワードは、アルファロメオが2度に渡ってパルクフェルメ違反を犯したとして、周冠宇に対して24日(日)の決勝レースでのピットスタートを命じた。

FIA-F1テクニカル・デリゲートのジョー・バウアーは23日(土)のスプリントを経て、アルファロメオがセッション終了から2時間以内に周冠宇の24号車にカバーをかける事を怠り、FIAの封印シールを貼る準備をしていなかったと報告した。

更に、メカニックが規定の作業監督官の立ち会いなしに作業を行っていたとも報告。スチュワードはこれを受け、チーム代表者からの聴取を経て、FIAフォーミュラワン・スポーティング・レギュレーション第40条6項および第40条9項への違反があったと判断し、周冠宇にピットレーンからのスタートを命じた。

周冠宇はスプリント1周目のターン9でピエール・ガスリー(アルファタウリ)に対し、アウト側から追い抜きをかけたところ接触。コントロールを失ってバリアに衝突した事でクルマにダメージを負った。

そのためチームはスプリントを経てクルマの修復作業に取り組んだものの、シールを貼る準備を怠った挙げ句、監督官不在の状況で作業したことで2重のパルクフェルメ違反を犯す事となり、本来であれば最後尾グリッドにつけたものの、ピットレーンからのスタートを強いられる事となった。

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早々にセッションを終えた周冠宇は「ターン9のブレーキングでピエールに仕掛けて前に出たところ、コーナーの出口でかなりの衝撃があって、その結果としてスピンしてウォールに突っ込んでしまった」とスプリントを振り返った。

「かなりビックリしたけど、それで終わってしまった」

「ポジションを上げていくチャンスがあっただけに残念だ。クルマのダメージはかなり大きい。残念ながらメカニックにとっては大仕事になりそうだ」


4月24日の2022年F1第4戦エミリア・ロマーニャGPでは、スプリントの勝者であるマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポールポジションにつき、最前列2番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)が並ぶ。

イモラ・サーキットでの63周の本レースは現地15時、日本時間22時にブラックアウトの時を迎える。

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