creativeCommons RaceOnTheEdge

パルクフェルメ

  • 最終更新:

パルクフェルメ(Parc fermé)とは、モータースポーツにおけるマシンへの不正作業防止のための「ルール」及び、そのルールが適用される「車両保管場所」、そしてルール適用された「状態」の3つを指し示す。FIA監修の国際スポーティング・コード第2条5項で規定されている。

以前は全チームのマシンが周りを柵で覆われた一箇所へと集められ、これをパルクフェルメと呼んでいた。現在ではカメラとモーションセンサーによる遠隔監視が可能となり、各チームガレージ内で保管される。一部例外を除いて、競技役員以外の何人たりとも侵入は許されない。チーム関係者は立入禁止となり、各車両につき車両検査委員が1名割り当てられ、これを監視する。

F1においては、予選で一旦ピットレーンからコースへと出た瞬間に、マシンは”パルクフェルメ下にあるもの”とみなされ、決勝スタートまでそれが継続される。予選後は、例外を除いて翌日の決勝フォーメーションラップ開始の5時間10分前まで(夜間パルクフェルメ)は、カバーをかけての保管が義務付けられる。

parc ferme f1 photocreativeCommonsmattclare

パルクフェルメで許可される主な作業

パルクフェルメ下においては、エンジンの始動や燃料の出し入れ、タイヤの空気圧チェックやフロントウイングのフラップ調整など、僅かなものを除いて、マシンへの作業が原則として禁止される。

  • エンジンの始動
  • 燃料補給
  • 空気圧やシリンダー圧等の確認
  • バッテリー交換
  • クーラントやエンジンオイルの排出
  • フラップ調整
  • 清掃やデカール交換
  • 事故による破損箇所の修理

上記以外の作業については、書面申請によって、FIAテクニカルデリゲートの承認が得られれば作業可能。ただしパーツ交換を含む作業の場合は、交換前と同一仕様のものに限られる。例外として、予選から決勝までの間にコンディションが大幅に変化した場合には、安全上の理由から禁止作業内容が緩和される。

上記を除き、パルクフェルメ下でマシンを変更した場合、あるいはサスペンションのセットアップ変更を行った場合は、ピットレーンスタートが義務付けられる。