インタビューを受けるスクーデリア・アルファタウリの角田裕毅、2022年4月7日F1オーストラリアGP
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迫る降格…角田裕毅、第3戦にして早くも今季3回目の戒告処分…ルクレールと周冠宇はお咎めなし / F1オーストラリアGP

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不必要にインラップを低速走行したとして、F1オーストラリアGPのスチュワードは4月9日(土)に行われた予選を終えて、アルファタウリの角田裕毅に今季3度目の戒告処分(ドライビング)を科す裁定を下した。

シーズン3戦目にして早くも、降格ペナルティまで残り2回を切る事となった。角田裕毅は開幕バーレーンGPでシャルル・ルクレール(フェラーリ)の走行を妨害し、オーストラリアGPでもFP2でカルロス・サインツ(ルクレール)の走行を妨げたとして既に2回の戒告処分を受けている。

1シーズン中に5回の戒告を受けると10グリッド降格ペナルティが科せられる。レース中のインシデントにより5回目の戒告処分を受けた場合は、次戦で10グリッド降格となる。なお昨年までは年3回で降格が科されていた。

予選13番手の角田裕毅と並び、ポールポジションを獲得したルクレールと予選14番手の周冠宇を含む3名は、セッション中に「不必要に低速走行」した疑いがあるとして、現地21時近くに相次いで聴取が行われた。

ドライバーはセーフティカーライン間(ピットレーン入口前と出口に引かれた白線間)において、FIAが設定したタイム、つまり1分36秒を下回るタイムでインラップを走行する事が求められていた。

スチュワードによると、結果的にルクレールの当該ラップはピットに入る前のインラップとなったものの、当初はクールダウンラップを意図して開始されたものだった。またその過程において、プッシュラップ中の後続車両の邪魔にならないように走行した事で規定タイムを超過する事となった。

スチュワードはルクレールが置かれた状況と、それに対して取った「合理的な行動」を理由にお咎めなしと判断した。

周冠宇もまた、プッシュラップ中の他車の妨げにならないように走行した結果として、規定時間を「僅かに超過」したと判断され、ルクレール同様にお咎めなしとなった。

角田裕毅に関しては先の2人とは異なり「ドライビングに影響を与えるような他のトラフィック」の存在は認められなかった。スチュワードは「正当な理由なく」低速で走行したとして、今季3回目となる戒告処分を言い渡した。

なおシングルイエロー無視の疑いがあるとして審議に掛けられていた予選3番手のセルジオ・ペレス(レッドブル)もお咎めなしの裁定が下った。

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