レッドブル・ホンダのリザーブドライバーを務めるアレックス・アルボンとアルファタウリ・ホンダの角田裕毅、サウス・ガルダ・カーティングにて
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角田裕毅、カートで鍛錬「アルボンも一緒だったから楽しかった」

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アルファタウリ・ホンダの角田裕毅が2021年FIA-F1世界選手権第21戦サウジアラビアGPに先立ち、メキシコ、ブラジル、カタールと続いた過去3戦を振り返りつつ、初開催を迎えるジェッダ市街地コースの印象を語った。

予選8番手と上位につけながらも、決勝では捨てバイザーに足を引っ張られた事もありペース上がらず失意の入賞圏外となったカタールを終え、角田裕毅はレッドブル・ホンダのアレックス・アルボンと共にイタリアのサウス・ガルダ・カート場でプロモーション撮影に臨んだようだ。

角田裕毅
アルボンとカート「楽しかった!」

今シーズン最後のトリプルヘッダーを終えてクルマに対する自信が深まりました。かなり改善する事が出来ましたし、それは過去数戦よりも良くなったペースに表れていると思います。良い感じです。

メキシコではエンジンペナルティを受けた挙げ句に1周目にアクシデントに見舞われ、ブラジルではスプリント予選フォーマットの影響で練習走行が限られてしまいました。本来であればもっと良い結果を残せたと思います。

カタールに関しては決勝まで順調で、予選でも良いパフォーマンスを発揮できました。過去3戦は良い点もあれば悪い点もあった週末でした。

カタールGPを終えた後は1日をカートに費やしました。F1マシン以外のクルマをドライブすると、幾つかの分野を改善するのに役立つ興味深いフィードバックを得て色々な事を学ぶ事が出来ますし、普段と何か違う事をするのは良い事だと思っています。アレックス(アルボン)も一緒だったので、楽しかったです。

F1マシンをドライブする時とは違う種類の筋肉を使うので身体的にも大変ですが、トレーニングという観点でもカートに乗るのは意味があります。

他にはシミュレーターでサウジアラビアの新しいコースの予習をしました。かなりの高速コーナーでランオフエリアがさほど広くないため、クルマに対して如何に自信が持てるかが重要な要素になりそうです。

フリー走行を通して徐々にスピードを積み上げていく事が大切になってくると思います。このサーキットはカタールと同じ様に誰にとっても全くの未知のコースですので、僕としては他のドライバーと同じ条件で週末に臨む事になります。


初開催を迎えるF1サウジアラビアGPは新設のジェッダ市街地コースで開催される。1周6,175mのコースには27個ものコーナーがひしめくが、大部分は中高速コーナーでエンジン全開率は72%と高く、最高速度は市街地としてはバクーに次ぐ330km/hが予想される。

F1サウジアラビアGPは、日本時間12月3日(金)22時30分からのフリー走行1で幕を開ける。

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