フェルスタッペン、選手権争い山場を前にリラックス「ジェッダは高速でミスをする余地が一切ない」
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが新設のジェッダ市街地コースで初開催を迎える2021年FIA-F1世界選手権第21戦サウジアラビアGPに先立って抱負を語った。
ルイス・ハミルトン(メルセデス)とのタイトル争いは山場を迎える。ライバルの成績如何でフェルスタッペンはサウジアラビアで初のチャンピオン獲得を決める可能性がある。
とは言え信頼性トラブルやクラッシュなどがない限りは、最終戦までもつれ込むと見るのが妥当だ。ただ、ハミルトンを下して優勝すれば最終アブダビGPでの戴冠の可能性は著しく上昇する。
マックス・フェルスタッペンジェッダは高速でミスをする余地が一切ない
カタールGPを振り返っていかがですか?
可もなく不可もなくって感じかな!ただ、問題なくオーバーテイクができるコースだったって事には驚いたけどね。
ペナルティを受けただけに、スタートが上手くいったのは良かったけど、メルセデスと比較すると依然としてペースでかなり劣っていた。今週末はどうなるだろうね。
コース自体は気に入った。ドライブしていて本当に楽しかったし、間違いなく僕のお気に入りのサーキットの一つになったよ。
ジェッダでの週末に向けての意気込みと期待を聞かせて下さい。
シミュレーターで走ってみたけど、かなりの高速でミスをする余地が一切ない感じだね。もちろん、実際に現地で走ってみたわけでじゃないから推測の域を出ないけど、興味深いレースになるんじゃないかな。楽しみにしてる。今年も色々な種類のコースで走れて楽しい。
この先に控えるシーズン最終2戦はチャンピオンシップ争いにとって非常に重要です。準備は如何ですか?
気分的には落ち着いてるよ。できる限り精一杯やってベストを尽くし、最終的にどこに辿り着くのかを見極めるだけさ。
まだ何も決まっちゃいないけど、僕らは誰もがこの挑戦に向けて士気を高めているし、全てを出し尽くすつもりだ。 シーズンの最後を締め括るに相応しいエキサイティングなレースになると思うよ。
初開催を迎えるF1サウジアラビアGPはジェッダ市街地コースで開催される。1周6,175mのコースには27個ものコーナーがひしめくが、大部分は中高速コーナーでエンジン全開率は72%と高く、最高速度は市街地としてはバクーに次ぐ330km/hが予想される。
F1サウジアラビアGPは、日本時間12月3日(金)22時30分からのフリー走行1で幕を開ける。