ルクレール、本拠からフィオラノまでの公道をF1マシンで爆走「起こしちゃったらゴメン!」
スクーデリア・フェラーリのシャルル・ルクレールは6月18日(木)、マラネッロのファクトリーからフィオラノ・サーキットまでの市街地を2020年型F1マシン「SF1000」で走行した。マラネッロの公道を現行F1マシンが走行したのは今回が初めて。
2月のバルセロナテストから数えて110日。2020年シーズンの開幕オーストリアGPを17日後に控え、スクーデリアのクルーはレギュレーションで許可されたデモ走行イベントを利用し、SF1000のエンジンを始動させた。2020年の跳馬F1パワーユニットが次に轟音を奏でるのは7月3日(金)のレッドブル・リンクでのフリー走行1となる。
市議会の協力を得て警察が公道を閉鎖する中、SF1000は閑散としたアベトーネ・インフェリオーレ通りを通過した後、2015年以降の全てのF1マシンの設計・製造・開発を手掛けているゲスティオーネ・スポルティーバ及び、マラネッロ博物館の前を通り、ジル・ビルヌーブ通りを経由してフィニッシュラインを横切った。
「僕はあまり早起きするのは好きじゃないんだけど、今朝はそれに足る理由があった。もし僕のせいで目が覚めてしまった人がいたら謝るよ! 僕としてはただ仕事をしてただけなんだ。SF1000でマラネッロの街を走るのは最高だった」とルクレール。
「特に今日はスペシャルな道のりを走ることができたし、マシンに戻ってこれて本当に嬉しかった。コックピットに乗り込むと、自分の家に帰ってきたような気分になるね」
「レースに戻る準備はできると言って良いと思う。オーストリアでSF1000を走らせるのが待ち遠しいよ」