トヨタ、若手育成「TGR-DCレーシングスクール」の2020年開催を中止
トヨタ・ガズーレーシングは5月28日(木)、若手ドライバー育成プログラムの一つとして開催を予定していた2020年の「TGRドライバー・チャレンジプログラム レーシングスクール」を中止すると発表した。
TGR-DCレーシングスクールは、世界および日本のトップカテゴリーにおいて活躍出来るレーシングドライバーの発掘と、正しいドライビング教育による国内モータースポーツの裾野拡大を目的として1995年よりTGR-DC事務局を通じて実施されてきた。
トヨタは中止の理由について「26年目となる今季も開催予定で準備を進めて参りましたが、新型コロナウィルスの影響により、受講生の準備期間が不足していることに加え、収束の方向ではあるものの参加者・講師・関係者の皆様の安全・健康を最優先に考慮し、開催中止を決定いたしました」と説明した。
関谷正徳校長は「私の人生でも経験したことの無い、非常事態になっております。将来を夢みる若いドライバー発掘と正しい運転方法をお伝えする目的で毎年開催しておりましたTGR-DC RSの開催を本年度は見送る決定を致しました。非常に残念では有りますが準備期間が増えたと思って頂き、来年により成長した皆様に会える事を楽しみにしております」との談話を発表した。
なおトヨタは同レーシングスクールについて「未来を担う若手ドライバーへの支援は重要な位置づけであり、来年以降も開催は続けて参ります」と付け加えた。