Honda Racing School Suzuka
Honda Racing School Suzuka(HRS Suzuka / 旧:鈴鹿サーキットレーシングスクール)は、本田技研工業傘下のモビリティランドが運営する鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で行われているレーシングスクールのこと。
「世界で通用する選手を育てるには、年少時からの 教育が不可欠である」を理念に、世界トップクラスのライダー・ドライバーの育成を目的として1992年に設立された「鈴鹿サーキット・レーシング・スクール・ジュニア(SRS-J)」が前身。
2022年1月に「鈴鹿サーキットレーシングスクール」から「Honda Racing School Suzuka」へと名称が変更された。
卒業生には4輪では佐藤琢磨、松田次生、山本直樹、野尻智紀、角田裕毅、2輪では清成龍一、津田拓也、國井勇輝らがいる。
目的別に以下の3つのクラスが編成されている。
- SRS-Formula(フォーミュラカー)
- SRS-Kart(カート)
- SRS-Moto(バイク)
SRS-Formula
SRS-Formulaは2度のインディ500チャンピオン、佐藤琢磨がプリンシパルを、世界三大レースに参戦した経験を持つ中野信治がバイス・プリンシパルを務める。
対象年齢は16歳から22歳までとなっており、受講者のニーズに合わせた4段階のカリキュラムが用意されている。
- 体験コース
- 入門者向け
90,000円
2日間✕3回 - ベーシックコース
- フォーミュラ基礎技術修得
200,000円
4日間✕1回 - アドバンスコース
- レーシングドライバーを目指す者向け
2,700,000円
10日間✕1回 - スカラシップ選考会
- アドバンス修了生から選抜された者のみ
無料
6日間✕1回
主な出身者
- 佐藤琢磨
- 山本左近
- 松下信治
- 松田次生
- 伊沢拓也
- 中嶋大祐
- 山本尚貴
SRS-Kart
4輪モータースポーツの基本であるカートのためのクラス。11歳から入校が可能となっており、実走行の他、モータースポーツの基礎知識、車両整備の基本、マシンセッティングなどの技術講習が行われる。年間26日程度開校され、定員10名、受講料は1,210,000円/年となっている。
SRS-Moto
2輪モータースポーツのトップライダーを目指すためのクラス。MotoGP500クラスで4勝を挙げ、日本人最多勝利記録を持つ岡田忠之がプリンシパルを務める。9歳から入校が可能となっており、SRS-Formula同様に受講者のニーズに合わせた3段階のカリキュラムが用意されている。
- ベーシックコース
- 基本的なコース
620,000円
26日間/年 - アドバンスコース
- トップライダーを目指す者向け
860,000円
26日間/年 - スカラシップ選考会
- アドバンス修了生から選抜された者のみ
主な出身者
- 成龍一
- 酒井大作
- 津田拓也