フェルスタッペン「懸命な努力が実を結びつつある」
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、シルバーストン・サーキットで開催される2019年FIA F1世界選手権第10戦イギリスGPに先立って抱負を語った。昨年のレースでは予選5番手を獲得しながら、決勝ではブレーキトラブルに見舞われリタイヤに終わった。
前戦オーストリアでの勝利によって、フェルスタッペンはドライバーズランキングでセバスチャン・ベッテルとの立場を逆転させ単独3位につけた。チームの第二の母国GPを前にフェルスタッペンは、レッドブル・リンクでの劇的勝利に触れて「懸命な努力が実を結びつつある」と語り、開発の成果が表れ始めているとの認識を示した。
レッドブル・ホンダはオーストリアで新型フロントウイングを含む幾つかのアップグレードを投入。フェルスタッペン曰く、マシン全体のグリップ力が向上したことで、課題となっていたコーナリング性能が幾らか改善しているという。
イギリスGP舞台、シルバーストン・サーキットは、マゴッツ、ベケッツ、チャペルと続く高速コーナーが象徴するように、高速域での高いグリップ力が求められる。
懸命な努力が実を結びつつある
マックス・フェルスタッペン
シルバーストン・サーキットでのレースを楽しみにしてる。この前のオーストリアGPで優勝しているだけに尚更ワクワクするよ。あれはチーム全員とホンダにとって本当に特別な瞬間だった。あらゆる懸命な努力が報われ始めている。
高速コーナーのベケッツやマゴッツは僕のお気に入りだし、シルバーストンは走っていて本当に楽しいんだ。F1デビューする前にF3の時もここでレースをしてるからコースは熟知してる。イギリスのファンはここでキャンプをしながらグランドスタンドで応援してくれるんだけど、ホント素晴らしいよね。毎年人出はすごいし、イギリスの人たちは間違いなく世界で最も熱狂的なF1ファンだよ。
ファクトリーがサーキットのすぐ近くにあるから、僕らレッドブルにとってもホームレースなんだ。今週末も前進を続けて、日曜日には皆のために素晴らしいショーを披露したいと思ってる。ここの高速コーナーはホント最高だから、イギリスGPのないF1なんて想像できないよ。
イギリスGPの舞台となるのは、イギリス空軍飛行場の跡地に建設された1周5891m、全17コーナーを有するシルバーストン・サーキット。ドライコンディションとなった昨年のグランプリでは、予選2番手のセバスチャン・ベッテルが逆転優勝を果たし、2位にルイス・ハミルトン、3位にキミ・ライコネンが続く結果となった。
F1イギリスGPは、日本時間7月12日(金)18時からのフリー走行1で幕を開ける。