ファンの子供にサインを書くトロロッソ・ホンダのダニール・クビアト
copyright Red Bull Content Pool

ダニール・クビアト、激戦を予想「アップグレードの効果に期待」F1スペインGP《preview》

  • Published:

トロロッソ・ホンダのダニール・クビアトが、2019年FIA F1世界選手権第5戦スペインGPに先立って抱負を語った。クビアトは過去4度バルセロナでのレースに参戦しており、その内3回で入賞を果たしている。

激戦を予想「アップグレードの効果に期待」

ダニール・クビアト

バルセロナは誰もがよく知っているサーキットだけど、だからといってドライビングが楽なわけではないし、正しいセットアップを見つけるのが簡単ってわけでもないんだ。ここで本当に良いラップを走るのはかなり難しいからね。僕らのマシンがどのように機能するか楽しみだよ。

プレシーズンテストが成功裏に終わったのは事実だけど、かと言って課題がないわけではない。すべてのセッションでライバルと戦えるだけのペースを発揮して、全ての物事を上手くまとめられる事を祈ってる。今シーズンはこれまでのところ、予選で強い週末もあれば決勝の方が良いグランプリもあったから、今回はすべてをバッチリ決めなきゃならない。

このトラックは、僅かな風向きの変化や温度変化によって、セッション毎にクルマの挙動が大きく変わってしまう事があるから、その点ではストレスが溜まるサーキットとも言える。加えて、誰もがこのコースを熟知しているから、ドライバーやチーム間のギャップが非常に小さくなる傾向にある。本当に僅差になるだろうね!

だからこそ、パフォーマンスのあらゆる側面で完璧な仕事をしなきゃならない。このサーキットが難しいのは、あらゆる種類のコーナーがある上に、その全てでクルマをきちんと機能させなきゃならない点にある。

僕らを含めた誰もがこのレースのために何らかのアップデートを持ち込んで来るはずだ。投入された新しいパーツが期待通りに作動し、良いパフォーマンスをもたらしてくれる事を願うよ。


F1スペインGPの戦いの舞台は、プレシーズンテストの会場地でもあるカタロニア・サーキット。各チームとも豊富なデータを所持しており、シーズン中にどれだけ開発が進んでいるかを見極めるのに最適なグランプリとなる。本拠地の集まるヨーロッパでの初戦という事で、例年大型のアップデートが持ち込まれる。

完走僅か14台に終わった昨年のグランプリでは、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンが優勝。2位にバルテリ・ボッタスが続きシルバーアローが1-2。3位表彰台にはレッドブルのマックス・フェルスタッペンが続く結果となった。

F1スペイン・グランプリは、日本時間2019年5月10日(金)18時からのフリー走行1で幕を開ける。

F1スペインGP特集