ヨーロッパF3選手権に参戦するソフィア・フローシュ
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F3マカオGPで事故に遭った17歳ソフィア・フローシュ、レース競技への復帰に意欲

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第65回F3マカオGPで負傷したドイツ出身の女性ドライバー、ソフィア・フローシュが11時間に及ぶ大手術を終えて声明を発表。レース競技への復帰に意欲を示した。

「11時間に渡る手術を無事に乗り切る事が出来ました。今は回復に向かうことだけを祈っています。搬送可能な状態となるまでの数日間はマカオに滞在する予定です。私の無事を祈ってくれた全ての人々に感謝しています」

フローシュはヴァン・アメルスフォールト・レーシングからF3の世界一を決するマカオGPに参戦。11月18日に開催された決勝レースで、時速276kmという高速からクラッシュを喫し脊椎を骨折。事故発生の翌日に、地元病院で腰骨を使って脊椎を修復する手術を受けた。

「色んな方々が送って下さったメッセージにようやく目を通し始める事が出来ました。とても勇気づけられています」

「私と同じ様に事故に見舞われた皆さんの容態を心配しており、無事であることを祈っています」

クラッシュにより負傷した他の4名の内、トムスの坪井翔と日本人カメラマンの南博幸氏は事故翌日に退院。頭部を中心に複数箇所に重傷を負ったマーシャルは数日、肝裂傷を負ったフォトグラファーは1週間程で退院する見通しとなっている。

「事故に遭った直後の厳しい状況の中、励まし落ち着かせようとして下さった皆さんにお礼を言いたいです。プロとして適切な処置を施し優しく接して下さったマカオの医療スタッフの方々、地元のレスキュー隊の皆さんにも本当に感謝しています。医師のリカルド・セクケリッリ先生にもお礼を言わなくてはなりません」

「私はまたカムバックします!ダラーラは本当に素晴らしいシャシーを作ってくれました。ありがとう」

所属チームのオーナーであるフリッツ・ファン・アメルスフォールトが英BBCに明らかにしたところによれば、術後の経過も順調で、懸念されていた麻痺や不全麻痺等の恐れは全くないという。フローシュは今後2週間程度、病院で治療を受ける見通しとなっている。

フローシュは2005年にカート競技でモータースポーツのキャリアを歩み始め、イタリアとドイツのF4選手権を経た後、今年FIA ヨーロッパF3選手権に参戦。初めてエントリーしたマカオGPで事故に遭った。