ピットサービスを受けるフェラーリのキミ・ライコネン、2018年F1ベルギーGP予選にて
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失態続きのフェラーリ、燃料計算ミスでライコネンのポールが幻に…「こんな事望んでない」

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失態続きのスクーデリア・フェラーリは、シーズン後半の開始を告げる重要な予選でまたも痛恨のミスを犯し、ポールポジションのチャンスを棒に振った。スパ・フランコルシャンで行われたF1ベルギーGP予選。搭載燃料の計算ミスによって、キミ・ライコネンは走行チャンスを奪われた。

突然の降雨によってウェットコンディションと化した予選最終Q3ラウンド。ポール最有力候補のライコネンはインターミディエイトタイヤを履きトップタイムを記録するも、燃料不足のためピットインを強いられた。

急激に路面コンディションが改善する状況で最も大切な事は、コース上に留まり走行を続けること。大原則とも言うべきこのセオリーを守れなかった事で、ライコネンはただひたすらに自分の順位が下がっていくのを見守るしかなかった。

結果、チェッカー最後のタイミングでアタックを開始し、”美味しい”コンディションでスパを駆け抜けたレーシングポイント・フォースインディアの2台とハースのロマン・グロージャンにポジションを奪われ6番手。ガレージに立ち尽くすライコネンはヘルメットを被ったまま、頭を横に振り続けた。

「この週末はこれまでのところ、正しい方向に進んでいるしマシンの状態も悪くない」とライコネン。予選セッションを振り返った。「予選結果は理想とは程遠いけど、致命的というほどでもない。確かに望んでいたポジションじゃないけどさ。1周分の燃料しか積んでなくてピットインしなきゃならなかったんだ。それが事の顛末だよ。僕に出来ることは何もなかった」

「路面が改善してラップタイムが向上してる時だったから、適切に対処して、コース上で走れる状況を作らなきゃならなかった。今は前向きな気持ちになれって言われても難しいけど、予選は予選でレースはレース。何が起こるか様子を見てみるよ」

「今日のミスから学んで明日またチャレンジするよ。何よりもまずは、ターン1を無事に通過することだ。初日の感じだとオーバーテイクするのがビックリする位難しかったけど、明日はまた違う状況だろうし、諦めないで戦うさ」


スパウェザーが大混乱を引き起こした予選では、メルセデスAMGのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得。2番手はスクーデリア・フェラーリのセバスチャン・ベッテル。3番手は新生レーシングポイント・フォースインディアのエステバン・オコンという結果となった。

2018年F1第13戦ベルギーグランプリ決勝レースは、日本時間8月26日(日)22時10分から行われ、1周7004mのスパ・フランコルシャン・サーキットを44周する事で勝敗を決する。

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