3位表彰台のライコネン「望んだ結果じゃないし運がなかったが、まだ初戦」
25日(日)に行われた’18年シーズン開幕F1オーストラリアGP決勝レースを終えて、フェラーリのキミ・ライコネンは「3位は望んだ結果じゃないが、チームの事を思えば最高のリザルト。だから満足してる」と述べ、これがまだ初戦に過ぎない事を強調した。
フロントロ-のライコネンは、スタートを確実に決め2番手をキープ。僚友セバスチャン・ベッテルに負けず劣らずのペースを刻んでいた。だが、前を行くポールシッター、ルイス・ハミルトン(Mercedes)の背中は遠く、アンダーカットを狙いにいち早くピットインした。だが、ハミルトンは即座にこれに反応、その翌周にピットに入り跳馬の策略を阻止した。
その後、ベッテルが暫定トップを走る最中にVSC(バーチャル・セーフティーカー)がコールされ、これがライコネンの運命を翻弄した。利を得たベッテルはこの機にピットに入り、そのまま先頭でコースに復帰。結果、ハミルトンは2位、ライコネンは3位に転落し、各車そのままチェッカーフラッグを受けた。
望んだ結果じゃないし運がなかったが、まだ初戦
キミ・ライコネン決勝: 3位, グリッド: 2位
優勝に加えて2台揃って表彰台に上がったんだから、チームにとっては最高のシーズンの始まりだよ。僕は若干運がなかったのかもしれないけど、少なくともチームにはツキがあった。3位なんて望んじゃいないけど、まだ初戦だし、広い目で見れば悪くないから、この結果に満足してる。
今日のマシンにはずっと速さがあり感触も良かったから、すごく満足しているよ。改善すべき部分があるのは間違いないけど、この調子でいければ戦えるだけの駒はすべて揃うはずだし、何よりもそれが一番重要な事だよ。
ここは様々な意味で特殊なサーキットだから、次のレースで様子を見てみないとね。まあ、そうは言ってもバーレーンは毎年暑くて真の姿が掴めきれないし、楽勝とはいかないだろうけど。何処であれ忍耐強くベストを尽くす必要がある。
開幕を制したのはフェラーリのセバスチャン・ベッテル。キミ・ライコネンが3位表彰台に上がり、跳馬がメルセデスを従えコンストラクターズ1位に躍り出た。2018年FIA F1世界選手権第2戦バーレーンGPは日本時間4月6日(金)20時からのフリー走行で幕を開ける。