
ティム・ゴス
人物データ
名前 | ティム・ゴス / Tim Goss |
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国籍 | イギリス |
生年月日 | 1963年02月28日 / 62歳 |
ティム・ゴス(英:Tim Goss)は、1963年2月28日生まれのイギリス人F1エンジニア。2024年1月にRBフォーミュラ1(現レーシング・ブルズ)の最高技術責任者(CTO)に就任した。
キャリアの大半をマクラーレンで過ごし、シャシー設計部門の中核を担ったほか、テクニカルディレクターとして技術部門のトップも務めた実力者である。
キャリアの始まりとマクラーレン入り
Courtesy Of Mclaren
マクラーレン時代のティム・ゴス
ロンドンの名門・インペリアル・カレッジを卒業後、同大学院でターボエンジンの点火に関する研究を行い、1986年にコスワースへ入社。F1のエンジニアリングの世界に足を踏み入れた。
1990年、エンジン・インスタレーション設計担当エンジニアとしてマクラーレンに加わり、ミカ・ハッキネンのアシスタント・レースエンジニアを経て、テストチームのチーフや車両ダイナミクス責任者、パワートレイン部門のチーフエンジニアを歴任。2005年にはF1における初のシームレス・シフトギアボックス導入を主導するなど、革新的な技術開発を牽引した。
テクニカルディレクター就任と苦難
2005年には翌年用の「MP4-21」開発を率いるチーフエンジニアに就任し、当時のチーフデザイナーであるエイドリアン・ニューウェイとともにマシン開発に携わった。だがMP4-21は信頼性と競争力に欠け、マクラーレンは1996年以来初となる未勝利のシーズンを喫することとなった。
その後2011年1月にエンジニアリングディレクター、2013年2月にはパディ・ロウの後任としてテクニカルディレクターに昇格。第二期マクラーレン・ホンダではピーター・ポロドロモウ、マット・モリスらと共に設計陣を率いたが、成績不振により2018年4月にチームを離脱。チーム再建の責任を問われた形となり、スケープゴートにされたとの見方も根強い。
マクラーレン離脱後
その後もF1技術分野での経験と実績を買われ、2024年にCTOとしてレッドブル傘下のRBフォーミュラ1チームに加入。RBAT(レッドブル・アドバンスト・テクノロジーズ)との連携のもとでチームの技術部門を統括し、空力開発や車両設計における重要な舵取り役を担っている。