ティム・ゴス
Courtesy Of Mclaren

ティム・ゴス

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人物データ

名前 ティム・ゴス / Tim Goss
国籍 イギリス
生年月日 1963年02月28日 / 61歳

ティム・ゴス(Tim Goss)は、1963年2月28日生まれのイギリスのモーターレーシング・エンジニア。キャリアの大半をマクラーレンで過ごしシャシー部門を牽引。技術部門のトップ、テクニカルディレクターを務めていたが、成績不振の責任を問われ2018年4月にチームを離脱。スケープゴートにされたとの見方が多い。

インペリアル・カレッジ・ロンドンを卒業後、同大学院にてターボエンジンの点火を専門テーマに研究。1986年にコスワースに入社し、F1でのキャリアをスタートさせた。

1990年にエンジン・インスタレーション設計担当エンジニアとしてマクラーレンに入社。ミカ・ハッキネンのアシスタント・レース・エンジニアを務めた後、チーフ・テストチーム・エンジニアに就任。車両ダイナミクスの責任者、、チーフ・パワートレイン・エンジニアを歴任し、チーム内で幅広い役割を担った。2005年には、F1に初めてシームレス・シフトギア・ボックスを持ち込んだ。

2005年、翌2006年型マシンのMcLaren MP4-21のチーフエンジニアに任命され、エイドリアン・ニューウェイのエンジニアリング・デザインチームを率いた。だが、05年のMP4-20と比較してゴスの手がけたMP4-21は信頼性と競争力不足に苦しみ、マクラーレンは1996年以来初めてとなる未勝に終わった。

2011年1月、エンジニアリングディレクターに任命された後、パディ・ロウのメルセデス移籍に伴い2013年2月にテクニカルディレクターに就任。第二期マクラーレン・ホンダでは、空気力学の責任者を務めるピーター・ポロドロモウとマット・モリスと共に設計チームを率いていた。