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ピエール・ガスリー

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ピエール・ガスリーは、フランス出身のレーシングドライバー。2015年にレッドブルのリザーブドライバーに就任し、2016年にはGP2チャンピオンを獲得。17年にはスーパーフォーミュラへと参戦し、第4戦もてぎで初勝利を挙げ、同年9月のマレーシアGPでダニール・クビアトに代わってトロ・ロッソからF1デビューした。

2018年はホンダエンジンを搭載する「トロロッソ・ホンダ」のレギュラードライバーとしてF1フル参戦を果たし、第2戦バーレーンGPで4位入賞の快挙を挙げた。親チームであるレッドブルのダニエル・リカルドがルノーへの移籍を発表した事に伴い、2019年よりその後任を務める事となった

だが、チームメイトのマックス・フェルスタッペンは前半戦だけで2勝を挙げ、ドライバーズランキングでフェラーリ2台を上回り、メルセデスのバルテリ・ボッタスに対して7ポイント差に迫る3位につける好成績を示したものの、ガスリーは時折中団チームにすら敗れ辛うじて6位をキープする状態に。チームメイトとのギャップは118ポイントと、優勝4回分以上に相当する膨大な差がつき、僅か半年でトロロッソへの降格が決定した。

プライベート

4人兄弟で、好きな食べ物はティラミス、嫌いなものはヘビ。尊敬するのはアイルトン・セナ、ミハエル・シューマッハ、バラク・オバマ。趣味はサッカー、パリ・サンジェルマンのサポーターを自認している。カーナンバーは小林可夢偉がつけていた「10」。身長は177cm、レーシングドライバーとしては比較的長身である。

GP2王者としてSFに参戦

2013年にフォーミュラ・ルノー・ユーロカップ2.0でタイトルを勝ち取り、そこで得た50万ユーロ(約6000万円)の賞金を片手に門戸を叩いたフォーミュラ・ルノー3.5でチャンピオンシップ2位を獲得。レッドブル育成プログラムとの契約を交わし、GP2へのステップアップを果たした。

プレマ・パワーチームから参戦した2016年のGP2でチャンピオンを獲得。3シーズン目にして念願の年間王者を獲得した事で、ガスリー本人を含めた誰もがF1昇格を信じて疑わなかったが、当時のレッドブルはトロロッソにもシートの空きがなく、ガスリーは訪れた事もない東洋の島国へと送り込まれ、チーム無限から全日本スーパーフォーミュラに参戦する事となった。

ホンダエンジンを搭載するTEAM無限からSF参戦となったガスリーは、完全に”アウェー”の地で生き抜くための方法を試行錯誤しながら自ら見出し、シーズン前の公式テストでSFマシンを初めてドライブすると、いきなりホンダ勢トップとなる総合3位を記録し関係者の度肝を抜いた。

レッドブル仕様の2017年チーム無限マシン
©SUPER_FORMULA レッドブルカラーのホンダ無限SFマシン

SF初走行となった第1回SF合同テスト2日目後のインタビューで「この選手権のレベルは期待していた通りに高いし、アンドレや一貴、関口、国本といった、僕よりも経験あるドライバーたちを倒すのは簡単じゃないと思う。」とコメントし、スーパーフォーミュラのレベルを高く評価した。

最終戦を控えランキング首位の石浦宏明とのポイント差は0.5。決勝がバッティングしていたF1アメリカGPを断念しスーパーフォーミュラでのチャンピオン獲得を狙ったが、台風21号の影響でレースは中止。年間2位に終わった。本人は、レースキャリアの中で最も残念な出来事にこの件を挙げている。

ガスリー、SF参戦で培ったサバイバルスキル

主なキャリア

2013年
フォーミュラ・ルノー2.0 NEC総合1位
2014年
ケータハムからGP2参戦 総合29位
2015年
DAMSからGP2参戦 総合8位
レッドブルF1リザーブドライバー
2016年
プレマレーシングよりGP2参戦 総合優勝
2017年
TEAM無限よりスーパーフォーミュラ参戦 年間2位
レッドブルよりF1バーレーンテストに参加
マレーシアGPでF1初参戦
2018年
トロロッソ・ホンダからF1フル参戦
2019年
レッドブル・ホンダに昇格
第13戦ベルギーGPよりトロロッソへ