ステアリング
ステアリングとは、車のハンドルのことである。日本ではハンドルと呼ぶが欧州ではステアリングと呼んでいる。F1も一般乗用車と同じパワステである。パワステがないと高速コーナーでハンドルが非常に重くなり操作不能になってしまう。と言っても80年代なんかはそもそもパワステがなかったり禁止だったりしたので、当時のドライバーはくっそ重いステアリングをゴリ押しで操作していた。米インディカー・シリーズなどはノン・パワステである。
一切余計なスペースがないF1マシンでは、マシンに乗り込むためステアリングを外して乗り込み、降りる時も取り外してからでないと降りられない。
ボタンとスイッチだらけのステアリング
現代のF1マシンは、あらゆるものが電子的に制御されている。その結果、ドライバーがこれを制御できるように、F1マシンのステアリングには数十を超えるスイッチやダイヤルが敷き詰められており、ステアリングで操作できる機能は数百を超えるまでになっている。
進化し続けるステアリング
2014年の大規模なレギュレーション変更の結果、ステアリングも大きく進化した。現代のF1マシンには電子制御機能が多く備え付けられており、ドライバーはハンドル操作以外にいろいろなボタンを操作することが求められている。F1のステアリングは一個数百万円は下らないそうで、いくらレースに敗れて悔しくても決して投げ捨ててはいけないシロモノ。
以下はザウバーF1マシンのステアリング。動画に出てくるインフォグラフィックに書き込まれた説明文の多さときたら。。
どうやって操作するのか?
本田技研の以下のサイトが分かりやすい。RA106のステアリング操作を類似体験できる。