ハースF1チーム
チームデータ
チーム名 | ハースF1チーム |
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国籍 | アメリカ |
本拠地 | バンベリー / イギリス |
参戦初年度 | 2016年 |
WEBサイト | www.haasf1team.com |
SNS | twitter facebook instagram |
ハースF1チーム(英:Haas F1 Team)とは、2016年にFIA フォーミュラ1世界選手権に新規参戦したアメリカ合衆国のレーシングチームのこと。2024年よりギュンター・シュタイナーに代わって小松礼雄がチーム代表を務める。
本拠地はアメリカ合衆国ノースカロライナ州カナポリス。ヨーロッパの拠点には以前マルシャF1チームが使用していたイギリス・バンベリーのファクトリーを使用する。NASCAR・スプリントカップシリーズに参戦しているスチュワート・ハースレーシングの創設者であるジーン・ハースによって創設された。
フェラーリとの密接な提携が特徴で、エンジンやギアボックスなど、規定で許される限りのパーツを購入。マラネッロにあるフェラーリのファクトリーの一部を間借りして設計部門を置くなど、フェラーリのBチームという位置づけだ。
参戦の経緯、不可欠だったシュタイナー
ハースF1チームの誕生を語る上で欠かせないのがシュタイナーだ。
2004年11月、ジャガーを買収したレッドブルはテクニカル・オペレーション・ディレクターとしてシュタイナーを起用したものの、クリスチャン・ホーナー代表がマクラーレンからエイドリアン・ニューウェイを引き抜いた事で役割を失ったシュタイナーは、NASCARでの新チームの立ち上げに関わることとなった。
妻の了承を得たシュタイナーはノースカロライナに移住。2008年4月までチーム・レッドブルのテクニカル・ディレクターを務めるとそのまま米国に留まり、2009年1月にファイバーワークス・グループを共同で創業した。
そしてその後、ジーン・ハースと接触してF1参入を提案した。ハースは当時新規参戦を目指していたUS F1チームへの出資を見送っていた。
新チーム設立のため、シュタイナーは中核を担う人材をリクルートし、チーム成功の秘訣を探るため、全てのF1チーム代表にインタビューを実施。そして、ダラーラやフェラーリとの関係性を深めていき、2014年4月14日、ハースF1チームのチーム代表に就任した。
2016年、ハースF1チームはアメリカのF1コンストラクターとして30年ぶりにF1に参戦。開幕オーストラリアGPではロマン・グロージャンがいきなり6位入賞を果たし8ポイントを獲得。デビュー戦での入賞は2002年のトヨタF1レーシング以来という快挙だった。