クレイグ・ブリーン、2023年3月12日にポルトガルのファフェで開催されたFIAヨーロッパラリー選手権にて
Courtesy Of Red Bull Content Pool

WRC:クレイグ・ブリーンが33歳で死去、テスト中にクラッシュ

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世界ラリー選手権(WRC)に参戦するクレイグ・ブリーンが4月13日(木)の正午、第4戦クロアチア・ラリーに向けたテスト中のアクシデントにより、33歳でこの世を去った。

所属先のヒョンデ・モータースポーツは「クレイグの家族、友人、そして彼のファンに心から哀悼の意を表する」との声明を発表した。コ・ドライバーのジェームス・フルトンは「無傷」だった。

クレイグ・ブリーンの突然の訃報はモータースポーツ界に大きな衝撃を与え、多くのドライバーや関係者から追悼のメッセージが寄せられている。

ラリードライバーの父レイ・ブリーンの息子として1990年にアイルランドで生まれたブリーンは、カートを経て2007年にラリーへ転向した。2009年に同国のヤングドライバー・オブ・ザ・イヤーを受賞すると、2011年にはWRCアカデミーでチャンピオンに輝いた。

WRCではキャリア通算82回の出走で9度の表彰台を獲得。2位を獲得した今年2月のラリー・スウェーデンがクレイグ・ブリーンにとっての最後のレースとなった。