1周目の事故がなかった場合、アロンソはレッドブル勢と優勝を争っていたのだろうか?

3位トロフィーを高々と掲げるフェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)、2023年3月5日F1バーレーンGPCourtesy Of Aston Martin Lagonda Limited

僚友ランス・ストロールに追突されなかった場合、フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)はF1バーレーンGPでレッドブルを相手に優勝、あるいは2位争いを繰り広げていたのだろうか?

ストロールはオープニングラップのターン4で止まり切れず、チームメイト駆るもう一台のAMR23の右リアホイールに突っ込んだ。

最終的には華麗なるオーバーテイクショーによって取り戻したものの、1周目の事故によりアロンソはメルセデス勢に対して2つポジションを失った。奪還には37周を要した。

57周のレースを終えて、もしスタート時の一件がなければレッドブルとやり合えたと思うか?と問われたアロンソは次のように答えた。

「第1スティントでタイムロスがあったのは明らかだ。最初のスティントでは兎に角、メルセデスの後方にいるしかなかった」

「第2スティントではジョージ(ハミルトン)とバルテリ(ボッタス)を追い抜かねばならず、最終スティントではルイス(ハミルトン)とカルロス(サインツ)を交わさなきゃならなかった」

「全体としてバトルに費やした分として、10秒あるいは15秒を失った事は間違いない」

アロンソは優勝したマックス・フェルスタッペンから38.637秒、2位セルジオ・ペレスから26.65秒遅れの3位でフィニッシュした。「レッドブルとはまだ、ガチンコ勝負できなかっただろう」とアロンソは結論付けた。

なお平均レースペースに関して言えば、アロンソは3つのスティントの全てでペレスを上回った。ペレスは第2スティント中間の25周目までシャルル・ルクレール(フェラーリ)を追う展開だった。

F1バーレーンGP 平均レースペース(括弧内はタイヤ)
ドライバー 第1S 第2S 第3S
セルジオ・ペレス 1:40.0(S) 1:38.1(S) 1:37.1(H)
フェルナンド・アロンソ 1:38.9(S) 1:37.5(H) 1:36.9(H)

Courtesy Of Aston Martin Lagonda Limited

オープニングラップのターン1を駆け抜けるアストンマーチンのフェルナンド・アロンソとランス・ストロール、2023年3月5日F1バーレーンGP

「AMR23」の強みとしてアロンソは、先代同様タイヤに優しい点だと指摘し、競争力が全く「メガ」ではなかった1ラップペースの改善が今後の課題の一つだと主張した。タイヤのデグはフェラーリやメルセデスより遥かに良好だった。

バーレーンではアストンマーチンがスポットライトを浴びたが、次戦サウジアラビアGPはまた少し違った展開になるかもしれない。チーム代表のマイク・クラックはサウジアラビアでの序列について、自分たちを4番目か5番目と位置づける。

ジェッダ市街地コースの路面はバーレーンとは対照的に非常に滑らかで、高いグリップ力を提供する。タイヤのオーバーヒートも少なく、摩耗やデグラデーションはあまり問題にならない。この点でレッドブルやアストンマーチンのアドバンテージは弱まる。

また、時速310kmオーバーのロングストレートが3箇所もあり、コーナーは超高速と低速に限られる。これはアストンマーチンにとって大きな障害となり得る。一方、フェラーリにとっては大きなチャンスとなりそうだ。

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